神戸元町の春節祭 【前半】
スタッフの中から「社長、春節祭の取材をしてきてくださいよ!」という依頼がありました。社長は忙しいんですけれど、頼まれるとイヤとも言えず社長研究室の記事のために取材に行ってきました。
そこで、春節祭はいつかと調べると、2月11日からやっているということです。
2月11日、今日は建国記念日の日でもあります。
元町の大丸の前では、右翼の宣伝カーがきて、国旗を掲げるようにという呼びかけをしていました。
商店街の入口あたりから、とてもたくさんの人がいました。春節祭を見物に来ている人たちだと思います。
普段は元町商店街は、人と人がぶつかるほどの交通量ではありません。ところが、今日は広い道にもかかわらず、いっぱいの人で通り抜けるだけでも大変な賑わいでした。
商店街に入ってしばらく何かを探しながら歩いて行くうちに、すぐにドラや太鼓の大きな音が聞こえてきました。
中国風の祭りは、ドラ、太鼓、爆竹、など大変な音響効果があり、祭りの人たちをすぐに興奮させてきます。太鼓の音に体がウズウズするのはなぜでしょうか。
ドラの音に勇み立つのはどうしてでしょうか。もうなんとなく早くしないと、早くしないとと、気持ちは何かに向かって駆り立てられています。
いよいよお目当ての龍舞・獅子舞がやってきました。
本来は暴れまわり、踊りまわり躍動感を演出するはずなのですが、なにしろ道には人垣ができてとても龍が踊りまわるスペースはありません。
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パレードのようにまっすぐとあるくだけで精一杯のようです。
もちろん一定の場所で決まった時間には存分に暴れまわる、踊りまわる本来の龍舞・獅子舞があります。
ものすごい人が周りに集まっています。プラカードを持って歩いています。
道を開けて下さいというプラカードがついていっています。
ここはさすがお正月というか、各地の人がきて凄い人出です。
いつもは美味しい店に中心にはやるのですが、今日はもうその差はありません。どの店もはやっています。
よく売れるのは豚マン、シュウマイ、チマキ、小籠包といったとこでしょうか。
これを蒸かして売っているところに行列ができています。
これを観光客の皆さんは、立ったまま食べています。学園祭や神社のお祭りと同じ感覚です。
きれいなお姉さんも、分別のあるおじさんもみんな立ち食いです。昔だったら怒られます。確か、私の受けた教育では、小学校のときに給食を食べるとき決して立ち食いは許されませんでした。
それが30年ほど前に外食産業が海外から新しい文化と称してファーストフードなる立ち食いのハンバーガーを売り始め、街中で立ってあるいは歩きながら食べることが許されるような時代に変わってきたように思います。
小学校のときは風紀委員がいて、歩いて食べてたらバッテン1だったのですが、今はどうなんでしょうか。
遠くから見ると、本当のおじさんに見えたので、えらい照れながら愛想のおじさんだなあと思いました。
近づいて見ると「なんや、人形やないか」と思いました。大阪の心斎橋には食いだおれの看板人形が有名ですが、神戸元町のこの「照れオヤジ」は有名になるでしょうか。
餃子もたくさんありました。餃子の原価は意外に安く、材料費の占める割合は○○%なので、大変な粗利益となります。
中国の四川省、成都付近では餃子の種類だけで100種類以上もあるそうです。
揚げる、茹でる、焼く、蒸すなどは思いつくのですが、100種類の餃子となるとこれ以外にどんな料理方法があるのでしょうか。