松葉博雄の社長研究室
さんプラザコンタクトレンズのマスコット犬りんりん研究室
はじめに「名前の由来」
りんりんという名前は「勇気凛凛」に由来します。
りんりんが我が家に来た時は、生後3ヶ月ぐらいの仔犬で、いかにもひ弱なおぼっちゃま風の印象でした。
最初につけた名前は、「ショコラ」です。ショコラは、尊いお方のショコラと同じ名前です。ショコラにクレームをつけるわけではないけれど、ちょっと連続して呼ぶには長すぎる。声を出してショコラと呼んでみても、何か元気がない。ショコラショコラと2回ほど言ってみると、なんだかくしゃみをひいた時の感じで心もとない。
やはり、ここは元気のいい名前にしようと私が勝手に「りんりん」と呼び出したら、いつのまにかショコラはりんりんらしくなり、 とうとう「りんりん」になってしまいました。
最初の頃は、犬友達の方々にはショコラで紹介していましたので、ご近所に散歩に行った時など「ショコラではないんですか?」と りんりんのことを訝しがる方もいました。
しかし、当のりんりんはすっかり「りんりん」になりきって「りんりん」と呼べば、耳を少し傾けながら反応します。
かくして、りんりんの名前は決まりました。
シーズー犬りんりんの幼年期
りんりんが我が家へ来た時には生まれて3ヶ月ぐらいの仔犬でした。まだお母さんが恋しくて夜になるとクンクンと甘えるようにないていました。
人間との共同生活をするためには、リンリンもこの先躾が大切です。ところが、この躾が難しいのです。リンリンの可愛さについ厳しい躾ができないのです。つまり、甘やかしてしまうんです。
ゲージに入れて毛布を敷いて、寝かせていました。
ここで寝てたらいいんですが、つい甘やかして一緒に寝るようになってしまいました。
ゲージの下から上を見つめて「僕も一緒に遊んでほしい。」と、見つめられると、ゲージから出して遊んであげていました。
タオルを噛んだり、手を甘噛みしているところです。
シーズー犬りんりん研究の沿革
りんりんが我が家に来たのは、1999年5月の初め頃、生まれてからまだ3ヶ月ほどの仔犬で、 両手のひらに乗るほどの大きさでした(写真)。
ペットショップでりんりんを選んだ理由は、背中に白いスター型の十字紋があったからです。 この十字紋はりんりんのその後の運命を左右するほどの重い宿命を背負っていたことになります。
今となっては他の兄弟犬を選んだら、どうなっていたのかは知るすべもありませんが、 とにかく我が家に可愛いりんりんが来ることになった大きな選択肢が背中のスターです(写真)
我が家に来たはじめての夜は、その後の甘え方の方向性を決定します。 しかし、あまりに可愛くて寂しそうにクンクンと泣いていたりんりんに、つい寝床に入れて一緒にあやして 寝かしつけました。
それ以来、りんりんは布団の中で寝るのが当然のようになってしまいました。
躾についても、失敗したことがあります。
それは、「家族で食べる食事を決して犬にあげてはいけない」という法則を破ってしまったことにあります。
りんりんは、今では瞬間的に誰のそばに行けば食べ物のおねだりができるかどうかが分かっています。
シーズー犬りんりん研究における課題
環境を理解する能力
〔事例1〕
家族5人と車でドライブに行くとします。
そのうち誰か一人でも車から離れてしまうと、 りんりんはもう心配で心配で少しでもドアに近い場所で、その人が戻ってくるのをいらいらしながら待っています。
そして、戻ってくるととっても安心した表情を見せます。
もし、これが一人が最初から車に乗らなくて、4人でスタートした時は、りんりんの心配は4人から始まります。4人のうち一人でも車から離れていなくなると、心配で心配でじっと行き先を見つめています。
この場合、りんりんにとっては、4人がいることが環境の完成となっているようです。
癒しの能力
〔事例1〕
りんりんには、家族の中で一番好きな人がいます。その人が帰ってくるまで、りんりんはじっと玄関で待ち続けています。
ついうとうとしていることもありますが、わずかな足音や車の音などの気配を感じると、すぐに 顔をおこし、聞き耳をたてて、好きな人の帰りを待ちわびています。
それは、愛しい人を待つほどです。
帰ってくると思いっきり尻尾をふり、「会えて嬉しい!」と感情を表わし、擦り寄って甘えます。 これには時間、曜日、月などの季節性はありません。とにかくその人が好きなんです。
これは少し差がありますが、他の人にも同じように歓迎の意を表わしてくれます。これをされると、とても心が癒されます。りんりんはちゃんと知っているのでしょうか。
〔事例2〕
先日、突然体調を崩して発熱し、食事もできず、ぐったりとしてしまいました。この様子を見て、りんりんは「尋常にあらず」と感じたようで、普段としぐさが変わりました。
なぜ分かるのでしょうか。普段は私の寝ているところにやってこないりんりんが、心配そうにじっと私を見つめ、傍から離れようとしません。
熱もあるので、寝ないといけないと思い、仕方なく家人にりんりんを連れていってもらいました。
りんりん、心配してもらってありがとう。
頼りにする人を見分ける能力
〔事例1〕
りんりんの心の中には好きな人がちゃんといるんですが、好きな人がいなくなると、次の人にりんりんの気持ちは繰上げ当選します。
膝の上に乗り、下からじっと見つめ、「あなたを頼りにしてますからね。」と言われるようで、つい可愛いやつと思ってしまいます。
飼い主、家族に逆らわない、怒らない従順性
〔事例1〕
りんりんはおいしいものを前にして「待て」と言われると、食べ物に尻尾を振りながらじっと待っています。
これが人間ならこうはいかないと思います。きっと腹をたてて「もうええわ。」と怒ってどこかへ行ってしまうと思います。
しかし、りんりんは待てが解除されるまで、「よし」と言う声がかかるまで、じっと待ちつづけます。
〔事例2〕
りんりんがすやすやと寝ている時に、つい抱っこして起こしてしまうことがあります。
これが家族なら、きっと目をこすりながら怒ると思います。でも、りんりんは眠そうにしながらも決して怒ることはありません。
〔事例3〕
散歩の途中でりんりんはあっちの電信柱やこちらのお宅の玄関に鼻をこすりつけて、臭いながら歩きます。
夢中になって何かを探している時に途中でやめさせても、りんりんは怒りません。すぐに気持ちを切替えてもう次の電信柱を探しています。
人間ならなかなか出来ることではありません。
待つ気持ちが強い
〔事例1〕
りんりんは家族そろっての食事のとき、誰かの足元でじっと何か貰えることを期待しながら待ちつづけています。
おいしいもの、おいしそうな匂いのするもの、大好物などが欲しくて、欲しくてたまりません。でも、りんりんはずっと足元で何かくれるのを待ち続けています。
〔事例2〕
りんりんは、大好きな人が朝出かけて夜帰ってくるまで、ずっと玄関の方を見ながらあごを床に つけて待っています。
耳と目はすぐに大好きな人がキャッチ出来るように神経を尖らしています。1日のうち大方の時間は、待つための時間になっています。
好きな人が帰ってくるとただ尻尾をふりながら全身の喜びをあらわして、これまでの待っていたことを 忘れたように不平はいっさいありません。