神戸・三宮さんプラザコンタクトレンズ|松葉博雄の社長研究室
松葉博雄の沖縄研究室

沖縄県本部町伊豆味ユートピア牧場のエスカルゴ夫妻を尋ねて その1
〜お庭にマングースがエサをおねだりに来る〜

【前半】

2004年12月30日、年末のお休みに沖縄に行った時、以前にお会いした家巣軽Go(エスカルゴ)夫妻こと佐々木ご夫妻を訪ねました。

以前にお会いしてからその後、もう一度ユートピア牧場にある佐々木ご夫妻のお宅を訪ねた時は、あいにくと不在でした。


その後、気になっていたのですが、不在の理由はご主人があの時、急病のため、病院に行ってお留守だったことが後日分かりました。

病状については、一過性のことでその後は健康を取り戻し、普段と変わらなくなったようです。

ストーブ今回は突然の訪問でしたが、お二人とも在宅でした。今年(2004年暮れ)の沖縄の冬はとても寒く、佐々木さんの家でも珍しくストーブが出ていました。

知らなかったことですが、佐々木さんは絵がお上手で、沖縄の各地をスケッチして周り、お宅で色をつけて仕上げておられました。

一見すると、左の絵はすぐに瀬底島大橋だと分かりました。右の絵は果物のスケッチでした。


瀬底島大橋 果物のスケッチ

家巣軽Go夫妻まずはお会いして「お久しぶりですね」から始まったご挨拶と、その後のお互いの手短な消息をお話しました。



お邪魔した時間は少しの間でしたが、ずいぶんと気を使ったおもてなしをしていただきました。

沖縄の芋を蒸かしたおやつと、沖縄のみかん(たんかん)を戴きました。

芋 たんかん

ヤンバルの森

このあたりは人里離れ、やんばるの森に囲まれていますので、庭にはマングースが餌をねだりに来るそうです。

かつて沖縄ではハブに噛まれる被害が相次ぎ、ハブを退治するため、ハブの天敵であるマングースをインドから輸入して、ハブのいる地帯に放ちました。

予定では、マングースがハブをやっつけてくれるはずだったのですが、マングースのほうは、ハブのような強い敵と命をかけて死闘を繰り返すよりは、飼われているニワトリ、アヒル、野鳥、天然記念物のヤンバルクイナなどを襲い、人間が期待していたとおりにいきませんでした。

これは、人間が考えたように自然の生態系は計算ずくでできるものではないということの事例となっています。

観光地では、マングースはハブを見つけると、一撃のもとに頭を狙い、噛み付いてやっつけます。これは、自然の状態で見たのではなく、観光地のハブとマングースショーで見た話です。このようなショーは事実と違う期待を植えつけてしまうので要注意です。本当は、マングースの輸入は失敗事例なのです。

外灯もネオンもない森の中では、夜空の星が驚くほど近くに大きくくっきりと見えるそうです。

ストーブ佐々木さんの奥さんは、浜辺に行って拾ってきたサザエの貝と、サンゴの枝を接着して、爪楊枝立てを作り、私が感心していると、おみやげにと1つプレゼントしてくれました。

素朴な味わいの爪楊枝たてなので、神戸に持って帰りこれから爪楊枝たてとして末永く使わせてもらおうと思います。佐々木さん、ありがとうございました。