こちらのページは新しい松葉博雄のブログページに移動
します。
移動しない場合はこちらから
沖縄県恩納村で見た痛々そうな鳩(はと)〜鳩の足に釣り針が絡んでいました〜
2005年11月21日、沖縄の恩納村に来て3日目です。今日もホテルから見るムーンビーチ沖の海は、どんよりとした雲に包まれています。
今は珊瑚礁が少しずつ姿を出して、白い波が珊瑚礁の線を描き出しています。
真栄田岬も残波岬も遠くぼんやり見えるようですが、天気は大変どんよりとして、薄暗く、寒い感じさえします。雨が降っていないのだけマシのようです。
前兼久の集落は古くからの恩納村の人たちが住んでいる小さな集落です。国道から一歩集落に入ると、自然発生的に出来た生活道路が、城下町のような曲がりくねった細い路地を作っています。
この前兼久の細い路地を通っていると、民家の軒先や玄関の塀にとてもキレイな花が咲いていました。
あまりにきれいに咲いていたので、立ち止まり、花を見つめ、そして角度を変えて写真を何枚も撮っていました。
お家の人が出てきました。親切そうなおばさんが「中に入って写真を撮ったらいいよ」と言ってくれたので、中に入って写真を撮らせてもらいました。
この花の枝はツタのように横に伸びています。何本かの枝が絡み合って、とても太いツタになっていました。
今日はこのツタの先に沢山の花が咲いていますが、2日くらいで枯れるそうです。毎日毎日花びらが落ちてくるので、掃除が大変だそうです。花の名前はわかりません。
朝日会に行ってみると、まだ人が来ていませんでした。朝の港には、何人かの人が船に乗る準備もしていたり、なんとなく港に集まっている人もいます。
これらの人を目当てに、お弁当屋さんが車で巡回してお弁当を売りに来ています。
お弁当屋さんのワゴン車の中には、沖縄ソバ、さんぴん茶、あるいはお弁当がたくさん用意されています。
ちょうどやって来た冨着勝弘さんが、私と奥さんのためにお弁当屋さんからお弁当を選んで買ってくれました。
思わぬ朝食となりました。松葉が払うと言ったのですが、冨着さんは、いいから、いいからと言って、ご馳走してくれました。
そういうことで、11月21日の朝食は、沖縄ソバと焼肉弁当になりました。
テントの中で、港と海と船を見ながら、のんびり朝食となりました。沖縄のさんぴん茶は、ここで知った味ですが、最近は神戸でも売っていることに気がつきました。どうやらジャスミン茶のようです。
朝日会では、余った料理は前の川にいる魚に投げてやります。
港の広場には、鳩がやってきています。鳩も朝日会の周りに来れば、何かもらえることが習慣となっているようです。
鳩が巣を作り、住み着かれるとダニや羽虫を撒き散らすので、歓迎はされません。しかし、港の鳩は、港の風が強いため、鳩が巣を港に作ることは無理のようです。
一羽の鳩が先ほどから舞い降りてきて、すぐには飛び去らないので、不思議に思っていました。
注意深く見ていると、その鳩は不自由そうに波止場をエサを探しながら歩いているようでした。
この鳩がヨタヨタしているのは、どうやら鳩の足に釣り針の針が刺さっているようで、鳩はとても痛そうですが、とってあげることもできません。
港の周りには、港から沖に向かって竿を投げ込む釣り人はたくさん居ますが、釣り人が捨てた針に鳩が絡み付いているのです。胸が痛むような光景でした。
この後、天気も悪いので、海にも出られず、遠くにも行く気がなく、恩納村の近くですますことにして、考えた末、以前行った事のある「ビオスの丘」に行くことにしました。
|