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沖縄県沖縄八重山地区・自然環境調査旅行記 その7「鳩間島上陸」
安栄観光の「石垣−鳩間行き」です。料金は一人が2,200円です。時間は10時発です。
船の客席は、冷房が効いて、まるで観光バスのような椅子が並んでいます。
ここでヤシガニ研究会のメンバーと合流です。会長の蕎麦田さん、正岡さん、有田さんの3名です。
伊藤さんは鳩間島には参加ができなくて、西表島に行かれました。
鳩間島は人口わずか50人の島なので、鳩間島へ直接行く船はありません。今日は、西表島の大原港経由で鳩間島に向かいます。
調査隊のメンバーも揃い、時間通りに船は出港します。
そしてサザエ、おにぎり、ビールをいただいて少しいい気持ちになっているので、少し眠ってしまいました。
ふと目覚めると、鳩間島が目の前に迫っています。
鳩間島に船が着くと、この船に乗って鳩間島から去っていく人たちと、私たちのように上陸する人たちとの入れ替わりとなります。
桟橋には、民宿の人のような出迎えの人がいましたが、私たちを出迎える民宿の人が見当たりませんでした。どうしたのでしょうか。
港から集落にぞろぞろ歩いて行くことになります。ここが鳩間島であることが看板で確認できました。
頭上からは照りつける直射日光が、目がくらむほど強い陽射しを照り付けて、耳にはセミの声がガンガンと聞こえてきます。
民宿までの集落を歩いてみれば、沖縄風の静かな佇まいが見え、民家の入口には防風のための石積みが、家の古さを物語っています。
鳩間島には、ハブがいません。
沖縄はいたるところにハブが出没しますが、鳩間島にはハブがいないので、夜歩きをしても、藪の中に入っても、噛まれる心配がありません。
神戸なら植物園か温室に行って、やっと見られるようなバナナが房をつけて、たわわに実っていました。
これが、自然な形で庭先にできているのですから、やはりここは南国です。
バナナのサイズは、やや小さくてモンキーバナナと言われるぐらいの大きさです。
探して、探して、私たちの宿である民宿「ポッポ」に着きました。
炎天下を歩いて、やや坂道でもあったので汗が吹き出て、民宿に着いたら冷たいお茶など期待していました。
まずは宿の主人に顔を見せて、これからお世話になることの挨拶をしようと思っています。
ところが、主人は、私たちとすれ違いに港に行っていたようで、しばらくして帰ってくると、大変なことが起きました。
私たちは、追い出されることになります。何があったのでしょうか!?つづく。
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