● 5日目 〜 2004年8年19日(木) 〜
今日の朝の天気は台風一過の晴天でした。今日は休暇も終わり、沖縄を去る日となりました。
いつも思うことは、「帰りたくないな・・・」ということです。
仕事が嫌だとか、家に帰るのが嫌だとか言う意味ではありません。神戸もいいけど、沖縄もいいと思う気持ちがあって、もっとここにいたいと思ってしまいます。
帰る準備が整ったら、朝日会に挨拶に行ってみました。午前中なので誰もいないのではないかと思いながら朝日会に行ってみると、夕べの賑わいと打って変わり、テーブルは片付けられイスは重ねて収納されていました。
すぐ近くの川沿いには芝生が植えられ、この場所は朝日会のゴルフの練習場になっています。
近くにあったゴルフボールとショートアイアンを借りて、少しの時間、一人でゴルフの感触を楽しみました。こんなのびのびとした芝生の上でアプローチの練習ができて、うらやましいなぁと思いました。
港の方に海人の冨着さんがいました。お世話になったことのお礼を言ったところ、冨着さんは自分が養殖をしている”もずく”をお土産にあげるからと言って、わざわざ自宅に取りに戻り、たくさんのもずくをくれました。
これが沖縄の人情の厚さかなぁ、と思いました。
一度一緒に飲めばお友達、と聞いていましたが、本当に友達のように別れを惜しんでくれます。
「また来てください。今度は一緒に船に乗って魚を獲りに行きましょう。」とも言ってくれました。
車に乗ってて、朝でもあり、ビールの出ない朝日会でしたが、帰る前に訪れて良かったと思いました。
この次に来る日はまだいつの日かわかりませんが、朝日会での楽しい思い出はしっかり私の心の中に残りました。
「サマータイム・イン・ベニス」という映画がありました。日本語題名では「旅情」だったと思います。
私もこの夏の思い出に「サマータイム・イン・恩納」ができました。
今回の休暇は台風に祟れ、期待と結果には少しギャップがでました。しかしギャップを埋めて、なおも余りあるのが朝日会の人たちとの交流でした。寅さんの映画で見たように、旅先で知らなかった人と交流ができ、また訪ねて行く先ができたので、私も寅さんになったようで嬉しくなりました。