沖縄の離島に美しい珊瑚礁が海辺のすぐそばにある浜辺があります。
潮が引くと、浅瀬になり泳げない人でも水中メガネでのぞけば珊瑚礁に集まる熱帯魚の美しい姿が見ることができます。
この浜辺には、韓国、中国、台湾や日本の各地からのゴミの漂流物が流れついて、一晩でゴミの山となることがあります。
4年前にこの浜辺を訪れた時、一人の中年の男性(Tさん)が海岸を守る運動をはじめていました。
毎日漂着物を集め、観光客の残したゴミを収集し、浜辺の掃除を一人でボランティア活動を始めていました。
2004年5月に訪ねてみました。Tさんは、私のことを覚えていてくれていました。
早速再会を祝って祝杯です。
近くのお店に行き、刺身とお酒を買ってきました。何人もの支援者の方と一緒に酒盛りとなりました。
Tさんは、ビーフシチューを振舞ってくれました。
ここには電気やガス、水道はありませんので、流木でシチューを煮ています。水は地下からの湧き水です。
Tさんの生き方に共鳴してこの浜辺にテントを張り、ここで一緒に暮らしながら浜辺を守る協力者もいました。そして地元の支援者も出来たようでした。
Tさんが生きていくためには、最低限の収入は当然必要なので、少しばかり観光客のお手伝いをしていますが、これはこれで地元の方と少し摩擦があるようです。
美しい珊瑚礁と砂浜を守るためにボランティア活動を続けているTさんの生き方には、心をうたれるものがあります。
ビニールシートで張ったテント小屋には、だんたんとと人が集まり、輪となって広がっていっています。
テント小屋と浜辺の間には、風が吹いたら音のなる貝殻や瓶がぶら下がっています。その先には、珊瑚礁があり波を受けています。
リーフの先には遠い異国の知らない人や、知らないところがあります。珊瑚礁の彼方に私も行ってみたいと思いました。