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2004年 神戸の花火

2004年8月7日(土)、「第34回 みなとこうべ海上花火大会」が開催され、夜8時15分から9時15分まで、およそ5000発の花火が打ち上げられました。


夏の夕暮れは、暮れそうで暮れなくて、7時を回るまで明るさは残っていました。

港の方へ歩いて行く花火の見物客は、三宮、元町、神戸の各駅から海へ海へと向かっています。

浴衣を着た若い女性の方が多いのが目立ちました。

今日は江戸町の研究室から花火を観る事にしました。

この辺りは浜に近く、花火会場から近いのですが、最近は近隣に大きなビルが建ち並び、少しずつ観づらくなっています。


8時15分から「ドーン」と大きな腹に響く大音響と共に、会場花火大会が始まりました。

残念ながら花火の美しさは写真では暗くて撮り切れませんでした。

次々と上がる花火は、ある時は人の顔に見えたり、紫陽花の花に見えたり、夾竹桃の花のように見えたりしました。

今日は雲が低く垂れ込め、花火の煙もあり、風下から観ると「視野欠損」の状態で花火を観ているようでした。あとから聞いた話では、会場周辺では一時雨が降ったそうです。

霧がかかったような靄の中で、花火大会は一時間があっという間に終わり、見物客の皆さんは今度は駅のある北の方向へと、どっと人の流れができていました。

翌朝、付近を歩いてみると、昨夜の人出が嘘のように、静かな市役所付近でした。

遠い昔、ポートアイランドに3人の子供たちを連れて花火を観に行った帰り、下の2人の子は寝てしまい、帰りはおんぶして、抱っこして、遠い道のりを歩いて駅まで戻って帰った事を思い出しました。

あとからわかった事は、実は狸寝入りで、抱っこして、おんぶして欲しくて寝たふりをしていたそうです。

今となっては遠い昔の思い出となりました。