シーズー犬りんりんの好きな食べ物は、いちご、海ぶどう、家族と一緒の食べ物です
2006年3月の中旬のことです。家でくつろいでいるときに、気がついたことがあります。
それは、りんりんはくだものが大好きなことです。くだものの中で、みかん、スイカ、バナナ、トマト、りんご、梨、柿など、なんでもちょうだいと寄ってきます。
りんりんの頭の中には、食べることが一杯で、まるで食べ盛りの子供のようです。
沖縄からいただいて帰った、海ぶとうですら食べます。食べると言うより、すぐに飲み込んでしまう食べ方です。これは、昔、野生のオオカミの時代に、早く飲み込んでしまわないと、周りのライバルに盗られるという、心配性が残っているのでしょうか。
家族で食事をしている時や、デザートいただいていると、すぐ、りんりんは近づいてきます。このときの様子は、熱烈なファンがお目当ての有名人にサインをねだるときのような、熱い眼差しがあります。
食べている物をあげたいのですが、りんりんにあげすぎると、やはり太りすぎ、あるいは成犬病になってしまいますので、控えています。
りんりんが欲しそうな顔をして、口の動きをずっと見つめています。食べ物が口に入るたびにじっと見つめ続けています。
いつくれるのかずっと見つめています。気の毒なくらい、見つめてます。りんりんはくれないので少しぼっとしています。
そのうち、自分のおもちゃ箱から、何か噛む物をとりだしてきます。
これは歯がかゆいときに、噛むためのおもちゃです。何か食べたいときに噛むときもあります。いくら噛んだところで、ちょっともおなかの足しにならないことがわかると、改めて、もう一度、おねだりに行くことになります。
そんな仕草をみていると、かわいそうなのでちょっとイチゴをあげることにしました。りんりんは、とても大喜びです。何かもらえるとなると、今噛んでいる物を置いてすぐに立ち上がる姿勢になります。
どうして、りんりんは松葉博雄がイチゴをあげる気になったことがわかるのでしょうか。まるで、神業のように、あげよかなと、思った瞬間にりんりんもすぐ察して、やって来ます。
りんりんがもし人間で、これほど熱心にお願いをすれば、きっと日本一のセールスマンになって、大変な成功物語になるのかなぁと、思います。
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