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沖縄県沖縄八重山地区・自然環境調査旅行記 その1「出発」
<沖縄八重山地区・自然環境調査旅行の主旨>
沖縄地区は日本でありながら、まるで外国のように特別な自然環境に接することができます。
近年、沖縄に魅せられて多くの沖縄ファンが、沖縄に移り住むようになっています。沖縄の魅力はそこに住む人たちの人情に触れることもありますが、自然環境としての海、珊瑚礁、海水魚などのマリン地区と、椰子の木や、ハイビスカスなどの自然植物、ヤンバルクイナや、渡り鳥、ヤシガニなどの希少動物に魅せられて、沖縄を訪問する人たちが多くいます。
しかし、この沖縄の自然環境は、多くの旅行者をひきつけるために、ホテルを作り、土地を開発し、海を埋め、むしろ乱開発につながっていることもあります。
生態系は一度崩れると、再構築には気の遠くなるほどの時間と努力が必要となります。今回、松葉博雄は自然環境の調査対象を、珊瑚礁と絶滅が心配される希少動物であるヤシガニに絞り、その実態を調査することになりました。
自然を保護することは、結局のところ私たちの将来を保護することにつながることと思い、この調査を企画しました。
2005年7月4日(月)
バスは10時20分発の三宮から関西空港に向けてのバスです。
天気は生憎と雨です。傘を持ってきたけど、これは不要です。沖縄は天気を調べると既に梅雨は明けているということが分かっています。会社に預けて傘を置いていきましょう。
関西空港に到着したのは11時半です。
途中停滞もなく、一眠りしている間にいつのまにか着いていました。
関西空港は今年で10年になります。
以前に比べ、航空会社の顧客サービス意識が向上していることが感じられます。
以前は、慇懃無礼な職員が気になりましたが、現在では、顧客を見下すような態度はほとんど見られなくなりました。
スカンジナビア航空(SAS)のヤン・カールソン社長が航空会社のサービスの品質を向上することにより経営成果を上げた事例が、今では各航空会社に教科書のように浸透しています。
関西空港では、笹を用意し、短冊を付けて、お客様に向けて七夕のイベントをしています。海外から日本に来られた方は、この日本的行事を見て、どのように興味を持つでしょうか。
この意味を尋ねられたら、正しく、英語、フランス語、中国語、韓国語などで説明する方は、さぞ大変なことと思います。
空港では1時間程時間がありました。
そこでさっそく、前祝いのアサヒスーパードライで軽い昼食をとりました。
搭乗手続きです。搭乗手続きで最近珍しいことはペットボトルの検査です。
ペットボトルの中に石油でも入れて、ハイジャックする人がいたのでしょうか。
今日は私は伊藤園の「おーいお茶」を入れていました。
それを係りの人が「見てもいいですか」と言われました。私が「いいですよ」ということで預けると、何かテーブルのところにおいて光をあてて反応がよければ「いいです」ということになりました。
日本トランスオーシャン航空の石垣行きです。便名は書いていませんでした。いよいよこれから離陸に向かいます。
外は雨です。
いよいよ離陸体制に入ります。これから石垣空港に向かってスタートです。
雲の上に出ると、当たり前ですが快晴です。
機内放送では、これから向かう石垣島の天気は晴れ、気温30度とのことです。
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