ムーンビーチの近くにビオスの丘があります。ムーンビーチと石川は沖縄本島のほぼ中央部辺りにあります。
二つの地点は東シナ海側と太平洋側との反対方向にありますが、その距離はわずかで、すぐに横断できるほどの隘路となっています。
ムーンビーチからビオスの丘までは車で15分くらいの至近距離にあります。
ビオスの丘の入り口には、洋ランの研究所があります。この洋ランの温室で育った苗を販売しています。
ビオスの丘には池があり、その池には遊覧船で一周できるようになっています。あまりたいした大きさではないようで、1kmくらいの距離を船で25分くらいで、ゆっくり往復します。
うまいなぁ、と思ったのは、ガイドの説明です。池をグルリと回っているだけなのに、いかにもアマゾンの奥地を旅しているような気分にさせてくれます。
池の周囲にはランの花やヘゴヤシが深い森林を思わせるように配置され、池に浮かぶ睡蓮は花を咲かせ、乗船客の目を楽しませてくれます。
船から上がり、ビオスの丘の売り物であるランの花をいっぱい並べたところで、記念撮影をしました。
ランの中で特に美しいのは、女王と呼ばれるカトレアです。神戸でカトレアを咲かせたことがありますが、かなり根気がいります。
一度咲いた後、温度、水、日光浴に気を付けて、日に当たり過ぎて焼けないように、冬の温度に気をつけて寒さで枯れないように、水遣りを過ぎないように、根気よくお世話をしてやっと咲いてくれます。まるで娘を育てるようです。