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2005年8月20日(土)、十六夜(いざよい)の月夜の出来事
2005年8月20日の夜、9時半頃のことでした。
りんりんの散歩のために家の近くに出て、りんりんのあっちこっちに臭いを嗅いで歩くマーキング行動に付き合っていました。
りんりんがどこに行くのかは、りんりん次第で、今夜の散歩コースはりんりんに牽かれて、阪急六甲駅より南に下がった辺りの八幡町の交番がある辺りにまで来ていました。
空を見れば、昨夜は十五夜の満月で、今頃は沖縄の朝日会では、海から昇る月を中天に仰ぎ、皆さんであれやこれや話が弾み、ひょっとすると、松葉博雄夫妻のことなども酒の肴に大いにお酒が進んでいるのだろうなぁと、月を見ながら思っていました。
その時です。突然、バーン!という爆発音のような大きな音がして、その後、辺りに衝撃の衝動を伝える衝撃波が耳に、肌に、体全体に走り抜けていきました。
すぐに自動車事故だということがわかりました。
りんりんを連れて、すぐ近くの現場に行き、負傷者はどのようになっているかを確認に行きました。
一台の車は、路上を塞ぐように横転していました。もう一台の対向車は、近くのビルの脇のところに止まっていました。
中に浴衣を着たご婦人が同乗していたので、思わず声をかけ、「大丈夫ですか?」と尋ねました。
横転した車には、すでに運転者は脱出した後のようで、どなたも人影は見えません。
この様子だと、事故の割には負傷者はいないようで、フロントガラスが路上に散乱し、大事故のように見えるものの、流血のような痕跡は見当たりませんでした。
すぐに近くの八幡町の交番に行ってみたものの、交番にお巡りさんはいなくて、通報はできませんでした。
最近は誰もが携帯電話を持っているので、付近の人や目撃者はすぐに110番か、119番へ連絡をしたのでしょうか。すぐに消防車が2台と救急車が駆けつけていました。
兵庫県警の人たちが付近の交通を止め、事故の様子を記録するために、目撃者の事情聴取や、写真撮影、測量などが手際よく行われていました。
近づくと、警察官に「関係者の方ですか?」と尋ねられ、「いいえ」と答えると、「下がってください」と言われました。
さっきまで、現場のすぐそばまでいたのですが、もう遠巻きにしか、現場を見ることができなくなっています。
浴衣姿のご婦人は、路上で警察官の質問にしっかりとした状態で答えていたので、きっと人身上の事故は軽かったのだと思い、安心しました。
松葉博雄も、毎日のように車の運転をしていますので、明日は我が身と思い、身を引き締めて運転には細心の注意を払うように、自分に言い聞かせました。
ご近所の人も集まって来て、りんりんもやや興奮の冷めやらぬ様子で、きっと口が利けたら、駆けつけた当時の話をご近所の皆さんに話したがっているように見えました。
今夜の十六夜(いざよい)の月は、1時間ぐらいの間にかなり西に傾き、赤みは消え、青く輝いて、私たちの地上の事件を見ているように見えました。
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