毎年秋も深まってくると落ち鮎の時期となってきます。鮎の一生は短く、若鮎と言われたピチピチ鮎も秋には産卵を終えるとその一生を閉じてしまいます。
中には翌年まで生き延びる鮎もいるそうですが、ほとんどが秋になると産卵を終えて川の流れに身を任せ、川下に落ちて行きます。
揖保川の「正起」に落ち鮎をいただきに行って来ました。
今年は台風がよく来たので、川の増水がお店の床近くまであり、一時は流されるのかと心配したそうです。その証拠に、お店の前の川床に繁っていた樹がなぎ倒され、水位は樹のてっぺんにまで及んでいたことがわかります。大変な増水だったことが想像できます。
洪水は鮎を押し流し、沢山いた鮎も川下や瀬戸内海にまで流されてしまったようでした。台風のあと2回鮎を放流し鮎資源の回復を待ったそうです。