琵琶湖の近江舞子の湖面に接するところに、「 松水(しょうすい)」という鮎料理屋さんがあります。
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お店に入る前に慰霊塔が目につきましたので、お参りをしました。
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お店に入ると、お店の造りは高床式のお座敷の造りになっていて、床の下は鮎、鯉、川海老を飼育している池になっています。
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鮎料理は、メニューが松竹梅のコースになっています。
コースを決めて、お座敷で焼きながら鮎をいただきます。
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最初に鯉の洗いが出ました。
夏らしい、涼しげな皿に盛られ、味噌ダレでいただきます。
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かごに盛られ、串に刺された鮎は自分でガスコンロに並べ、セルフサービスで焼きます。
一列に並べた鮎は段々と焼けてきました。
こまめに裏返し、焦げ目が少し付くように取り替えひっ替え位置を変え、熱が満遍なく通るように忙しく焼きました。
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下の池を見れば、お店のおじさんが、日中炎天下にも関わらず池の遮光網をどけて、何やらすくっています。
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何をしているのか気になって、側に行ってみました。
池の中には小海老がものすごいたくさん見えました。
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海老は、池を暗くして育てるようです。
おじさんに、どのぐらい飼育期間がかかるのかを尋ねてみましたら、約半年ということでした。
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次から次に出てくるコース料理の中には、鮎の他に川魚の天ぷらもありました。
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2階から見える池には大きな真鯉が悠々と泳いでいます。
ちょっと見たところ、体長は1メートルをゆうに超えているようです。
こんなに大きく成長するには、何年もかかったと思うので、この真鯉はもったいなくて、きっと食べないで鑑賞用に生かしているのかなぁ、と思ってみました。
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この松水の敷地の中には、鮎の養魚場が、ビニールテントの中にありました。
覗いてみると、工場のように機械化され、モーターで水車を回し、酸素を水に溶かしこんでいます。
池の中には数え切れないほどのたくさんの鮎が泳いでいました。
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帰りに、お土産ものを売っているコーナーに寄って、お土産を選びました。
お店の人のお話では、最近はめっきり琵琶湖の魚は外来種に食べられて撃滅したため、輸入物、特に中国産の加工品を輸入し、お店のラベルを貼って販売している、ということでした。
それならここで買うほどではないと思い、ここが産地の鮎の甘露煮を買って帰りました。
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たくさんの魚や生き物を養殖して料理に供するのですから、入口にあった供養塔の意味がよくわかりました。
食物連鎖では、やはり人間が頂点に立っている事が良く分かりました。
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