2004年6月17日、田舎ツアーに行って来ました。観光マップを見ながら、どこにしようかと高速道路の料金所を出た直後の迷っている時、ふと、あまご村が目に入りました。
あまご村は、水の綺麗な山奥にあります。 青垣町は加古川の源流となっています。
山に降った水が地下水となり、少しずつ地表にしみだし、流れは澤を作り、少しずつ
小川となっていきます。
この綺麗な山水を養殖場へ引き、あまごを育てています。
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お店に入ると昔の農家のような作りです。部屋と部屋を仕切る襖を取り払い、4つの部屋を一つにして使っています。
床の間があり、2階の裏部屋に上がる階段は、天井に吊り上げられ、懐かしい田舎造りの風情でした。
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あまごの「満足膳」を注文しました。
近くの山で採れた山菜料理、あまごの南蛮漬け、甘露煮、刺身、塩焼き、などが出てきます。
先に出てきたお料理を食べている間に、釜飯が目の前で点火されます。
お刺身で使った残りの頭と骨は、から揚げにして後から出てきました。
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鮎と比べると、あまごの養殖は比較的に簡単なせいか、鮎よりはあまごは安いようです。
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特に美味しかったのは、やはり塩焼きでした。
ふと目の前のお庭を見れば、家の前に流れる小川から水を庭に引き込み、その庭の池の中に生簀を浮かべ、すのこの蓋をしている養魚箱が見えました。早速、庭に出て、そっと蓋をとって覗いて見ると、あまごがパニック状態になりました。
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山間の村に吹く風は、初夏の暑さを忘れさせるような、涼しい風がお部屋に吹き込んでいます。
とても心地よく、食事の後、しばし寝てしまいました。
しばしのうたた寝の後、付近を散策してみました。川の流れに沿って川上にのぼってみました。
だんだんと山道は狭くなり、山林を利用したシイタケの栽培や、間伐材を燃料用に切り揃えて積み上げている、薪のようなものがありました。この薪の積み方に興味がわきました。
左右が対角線上に対称となり、 斜め方向には檜の皮が左下から右上にかけて計算されたように積まれています。
斜面なので、薪が崩れて、転がり落ち無いように、力が一定にかからないよう、分散した積み方をしている、経験から来る知恵に感心しました。
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澤の水には、わさびが生え、水の冷たさと清らかさを証明しているようでした。
「わさびを盗るな」 とも書いていました。
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今、目の前に流れている細い渓流、この水こそが加古川の源流なのです。
養魚場にも行ってみました。
円形の養魚池にはたくさんのあまごが大きさ別に分けられて養殖されていました。
人が近づくと一斉に逃げるようにパニックのようになっていました。
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空から鳥がさらうのか、保護のネットが張られています。
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少し足を伸ばせば田舎の味を満喫できる場所を見つけました。
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