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[「ひょうご安心ブランド」を料理する]


2004年11月4日、兵庫県加東郡の東条町の道の駅で土地の野菜を買ってきました。

道の駅の野菜は、屋外ではコスモス会が扱っています。
 兵庫県認定の「ひょうご安心ブランド」で堆肥で土作りをし、自家製の肥料を使い、農薬を使わないことが売りになっています。
買った野菜は、ニンジン葉、生シイタケ、葉付大根です。

店の中に入るとひょうごブランド商品の認定書が掲示されています。

ブランドマークはアルファベットの「E」を3つ重ねています。この3つのEには、以下の意味があるそうです。

(1)優れた品質…Excellent Quality
(2)正確な表示…Exact Expression
(3)地域の環境と調和…Harmony with Ecology

 外の店と中の店の両方にひょうごブランドを掲示し、ブランドによる差別化を謳っているマーケティングのやり方をみると、これはどこかの大学のマーケティングの専門家か、あるいはコンサルタントの指導を得て地域興しとして地域全体がマーケティングに取り組んでいる姿勢が感じられました。

もはや、農協を中心に出来た作物を各自がバラバラで販売するようなやり方ではないことがわかります。

店内では鯖寿司、巻き寿司、野菜の天ぷら、鰯の南蛮漬などの惣菜を買いました。この他にも東条町には地場産業として釣り針のメーカーが多くあるようです。

食材の仕入れが道の駅で出来ましたので、帰ると晩御飯の用意に取り掛かります。

ニンジン葉は水洗いをよくし、茹でるとすぐに水洗いをして冷やし、油揚げと一緒に煮汁がカラカラになるまで炒めます。


これは手間がかかる割りにはあまりご馳走に見えなくて料理としては豪華負けしています。しかし、子供たちがニンジン葉の油揚げ炒めが好きで、人気度は大です。

大根の葉の部分は、切り落とし茎の太いところと葉っぱの大きいところに二つ切りします。鍋で沸騰するまで茹でて、先に葉っぱの部分を取り出し、しばらくして茎の部分も一緒に水洗いをし、熱気を冷まします。


十分水洗いをしてミジン切りにしたあと、油揚げの細切りと一緒にカツオと昆布でダシをとった煮汁に、みりん、醤油で味付けをした後炒めます。

神戸の街中では、なかなか葉っぱがしげったままの大根を購入することが出来ません。大根の葉っぱは昔は自宅のニワトリの餌には必需品でした。漬物やおひたし、炒め物にも使っていました。

それが最近では市場に出荷する時には葉っぱはせいぜい20cmくらいしか残っていません。まるっきり茎もない大根も売られています。葉っぱは流通に邪魔になるのでしょうか。あるいは、葉っぱがあると初めからゴミになってしまうのでしょうか。

美味しそうな大根葉の油揚げ炒めが出来ました。この上にゴマを沢山振りかけて食卓に登場します。
今夜の家庭料理は、すじこん、大根葉の炒め物、鰯の南蛮漬けの三品定食です。