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[松葉博雄の山菜料理]

2004年5月のお休みのある日、なんとなく梅雨のような小雨の日が続く鬱陶しい日に気分転換にと思い、三田、有馬地区にドライブに行ってきました。
ドライブをしていると、途中無人販売店とか、青空市場とかに寄り、野菜や産地直販の素材を買う楽しみがあります。

今日買った材料は卵、竹の子、ナス、キュウリ、玉ねぎ、アスパラガス、にんじん、ほうれん草、枝豆、苺、ワラビ、小さい大根、鶏肉などです。


家に帰り早速この素材を使い家庭料理に取り掛かりました。私は味付け係、奥さんは調理係、りんりんはおねだり係で作業分担をしました。

「ナスの丸焼き」
「おひたし」
   
「ゆでアスパラガス」
「枝豆」

「スライス玉ねぎ」
「アサリの味噌汁」
   
「生卵(うこっけい)」
「白菜の漬物」

「鶏肉の甘辛煮き」
「キュウリとザーサイの和え物」
「ワラビと油揚げの煮き合わせ」


材料費はそれほど高いものではありませんでしたが、このように大変栄養のバランスの採れた一見豪華な晩御飯となりました。大根は二つに縦に切り、塩もみをして一晩塩漬けにしました。



調味料には沖縄の塩、鷹の爪、みりん、日高昆布を使い、微妙な調合をしました。

料理をする楽しみは、「何を作るか」となりますが、今日の家庭料理は始めから予定して考えたものではありません。行き当たりばったりと出あった素材に、好みの味をつけていきました。作る人、味付ける人、食べる人、洗い物をする人の中で一番大変なのは、もちろん洗い物をする人です。

食べ物から摂取する栄養分で健康な身体を作れたら、それが薬を兼ねた薬膳、食膳になるのではないかと思いました。