神戸・三宮さんプラザコンタクトレンズ|松葉博雄の社長研究室
松葉博雄の沖縄研究室

 

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沖縄県本部町水納島のバナナの苗〜水納島小学校、水納島中学校の校庭の近くのバナナの苗を神戸に持ち帰る〜

2005年1月1日の沖縄からの帰りのフライトで、運良く水納島がくっきりと捕らえられました。


水納島へは、本部(もとぶ)半島の渡久地港から船でおよそ15分で着きます。

夏になると本島からたくさんの海水浴客が大挙押し寄せ、珊瑚礁の海ではスキューバダイビングやマリンスポーツを楽しんでいます。

浜辺の砂は白く、週刊誌の水着モデルの撮影でもありそうなほど、きれいな浜辺が続きます。


初めて水納島を訪れて、およそ15年ほどたっています。その後何度か島に行きました。行く度に珊瑚礁は、足で踏まれ、足ひれ(フィン)で叩かれ、さらにその上、地球温暖化による水温の上昇が珊瑚の白化現象を起こし、もう壊滅的な状況になっていました。

昔を知らない人は、今の白い砂浜と本土よりは遥かに透明な海水に感動しているようですが、少しでも以前の水納島を知っていれば、この荒れ果てた珊瑚礁に胸を痛めます。


島を少し散歩してみると、水納島小学校、中学校があります。

港の周りには観光客がワンサカ居ますが、この学校にまで足を伸ばす人影はいません。



海岸から少し奥に入ったところに、海の家がありました。本来海の家は海岸のすぐそばにあるはずなのに、どうして浜から離れてお客さんが見つけにくいところで開業しているのか不審に思いました。お店のご主人は具志堅さんです。具志堅さんは私にその事情を話してくれました。

生々しい話なので、詳細をお伝えすることは差し控えますが、要するに後から島に来た人は、以前から居る島の住人に遠慮があり、思うようなビジネスをやりにくい、ということでした。

2年後の2002年の5月にもう一度訪ねていってみると、もうその店は廃屋になり、店は閉まっていました。この島にもビジネスの戦いがあるのだということが気がつきます。

具志堅さんが私にくれた島のバナナの苗は、今は神戸のセンタープラザ14Fの植木鉢の中で太陽をいっぱいに浴びながらスクスクと育っています。バナナを見るたびに、水納島で泳いだことを思い出します。