りんりんのスイカまるかじり
2005年6月の頃、今年はことの他、暑い日が続いています。食事の後、デザートでスイカが出てきました。
ひとかたまり、赤いところを食べたあと、暑中お見舞いのつもりで、りんりんにも少しあげてみました。
ちょっとだけ舐めさせるつもりが、りんりんはそれを口にくわえてさっと逃げて行き、そして「自分で全部食べるんだ」と主張し始めました。
どうやら離しません。近づくとやや不機嫌そうなので、本当にどこまで食べるのか、舐めるだけなのか、見てみることにしました。
どうなることかと見ていると、りんりんはソファーの上に上がって、スイカの端の方から赤いところも白いところも気にしないで食べ始めました。
ちょっと注意しようとすると、りんりん怒って睨みつけてきます。「ほっといて」と言っているように感じます。そこで、どこまで食べるのか、しばらく見てみます。
私が離れたので、少し安心したのか、りんりんはスイカをいったんソファーの上に置いて、両手を突っ張ってスイカに噛り付いて、端の方からどんどん食べていきます。
皮の方に味なんてあるんでしょうか。
どんな味なのか、おかまいなしに、りんりんはどんどん食べ続けていきます。
必死で噛んでいます。齧りながらも、また制止する邪魔が入らないか、やや上目遣いで周囲に目を配りながらも、りんりんは食べ続けています。
さすがに早食い競争に疲れたのか、途中、様子を見ながら休み休み食べています。
「もう止めなさい」と注意すると、反対にりんりんは睨みつけてきます。
どうしても食べるつもりです。
注意されるとイヤなもんですから、隅のほうに寄って行って食べています。
ちょっと近くに行って注意すると、「ウルサイ!」と言われました。
だんだんスイカは小さくなっていきます。あとわずかです。
本当に小さい、あとわずか少しになってきました。
そして、ぜーんぶ食べました。さぁ、お腹が痛くなっても知りませんよ。もうソファーはびしょびしょです。
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