犬の芸は偶然何かをした時に、その動作を褒めてあげて、何回かしているうちに、これをすると褒められるという事を犬に気づかせることから始まります。

従って、何か新しい芸を教えようと思うより、偶然でも変わったことをしたら、それを褒めてやる事を繰り返せば、パブロフの条件反射のように一定の条件で何かをすれば同じ反応が繰り返される事に着目すればいいのです。

今回のりんりんの新しい芸は、松葉博雄が外から帰ってきたとき、玄関でお迎えをする時、手を合わせて頭をかがめ、まるで三つ指をついてお出迎えをするような仕草をする事に着目しました。

これを「お帰りなさいの芸」として、ほぼ確立しました。

両手を前にあわせ、頭を低くし、猫が背伸びをするように腰を高くし、私を出迎えてくれたとき、りんりんを褒めてあげます。

りんりんは褒められる嬉しさで「お帰りなさい」と言えば三つ指をついてご挨拶をするようになりました。

『お帰りなさい。』