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[りんりんの勉強会 Part2 応用研究] 

毎日、毎日、のんびりと過ごしているだけでは、りんりんの頭脳が低下するのではないかと、つい心配して、りんりんに勉強をしてもらいました。

にんじんさん、おさるさん、パンダさん、うさぎさん、毬さんの5つのお人形を教材として、これを遠くに投げて、見つけて、咥えて戻ってくると、ご褒美がもらえます。

一つ、一つを別々に投げると、一応は探して咥えて戻ってきます。
そこで、一段と高い、応用研究レベルの学習に進んでみます。

今日の応用研究は、5つのお人形を、一度に、一斉に、遠くへ投げて、その中から言われたものを探して、咥えて戻って来るという難しい学習に取り組んでいます。


最初は、とりあえずなんでもかんでも、咥えて戻って来ていました。
ご褒美がもらえる時と、もらえない時の違い、誉められる時と、誉められない時の雰囲気の違い、が少しずつ分かり、学習効果も上がり、おさるさんを選ぶ事は出来るようになりました。
投げる方も、おさるさんが分かるように投げてあげます。

途中で、もし、おさるさんと違うパンダさんを選んで咥えた時には、大声で「違う違う」と言います。りんりんはその雰囲気を察してパンダさんをとりあえず離し、次に別のお人形を咥えます。

これでも間違って、にんじんさんを咥える事があります。にんじんさんを咥えた時には「違う違う」と大声で言います。

だんだんと、りんりんも何を咥えたら誉められるかが分かってきます。
そうです、おさるさんを咥えたら、ご褒美がもらえる事がわかってきます。
これでおさるさんが答えである事が分かってきます。

更に一段と研究レベルを上げてみます。

おさるさんが答えと思っているりんりんに、今度はにんじんさんが答えに変わります。

りんりんは戸惑ってしまいます。今までおさるさんを咥えて来たら誉められたのに、
今度はおさるさんでは誉めてもらえません。

さて、りんりんはおさるさんからにんじんさんに答えが変わった事を、どのようにして頭の中で理解していくのでしょうか。

何度もやってるうちに、私の方が分かって来た事がありました。
それは、りんりんはパンダさん、おさるさん、にんじんさん、などの人形を言葉で覚えるのではないと思います。
どのように、正しい選択をするのか、それは投げる人が発する声、言葉の響きやイントネーションに反応してるのではないかと思います。


例えば、「おさるさん」と大きな声で言う場合と、下を向いて小さい声で「おさるさん」という場合は、りんりんには同じ「おさるさん」とは認識できていないようです。

おさるさんと言う時には、いつも同じような発音でおさるさん、と、言えばりんりんにはおさるさんが認識されます。

このようにして、いくつかのお人形を呼ぶ声を、意識的に区別して発音すると良く当たります。

 

なにかご褒美ちょうだい!