しかし、昔と比べると温水プールはたくさんできて、温泉に行ってまでプールを探すような時代ではなくなっています。誰もが比較的簡単に温水プールが使えるという事は、シーズンオフがなくなったと言う事でもあります。
大学によっては自前の温水プールを持つ大学もあります。自前のプールでは自由に練習スケジュールを組む事ができるので、プールがない大学とは差がついてきます。温水プールのない大学は、このハンディをどのように埋めるか、ということが秋から冬、さらに春先までの課題となります。
最近では各地でスイミングスクールがあり、幼年、小学生の低学年から水泳を始め、一日10km以上も練習を続けている選手もいます。オリンピック選手に選ばれるような日本での代表になるには、早い時期から水泳を始め、良いコーチにつき、苦しい練習に耐えた選手がその栄冠を得る事になります。
県立大水泳部も、2004年の全国国公立大学選手権(←静岡の選手権大会)にはリレーのメンバーをはじめ、何人もの選手が出場できるところまできました。大学リーグ戦では、3部から2部へ、2部から1部へと目指すレベルはだんだんと上がってきます。そこで、これからの苦しい練習が始まる事になります。