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南光町の ひまわり

ひまわり畑の迷路最近のNHKのテレビで、兵庫県佐用郡南光町の「ひまわり畑」のニュース報道がありました。

たくさんの方が観たと言うことで、私も興味が沸き、2004年7月22日に行って来ました。

テレビの影響は大変なもので、こんな暑い日にそんなに人は来ていないだろう、と勝手な予想が、実は大外れでした。

2004年7月17日より31日まで、南光町スポーツ公園周辺にて、ひまわり祭りが開催されています。今年も170万本のひまわりが、元気いっぱい咲き誇っているとのことでした。

ひまわり畑の迷路 ひまわり畑の迷路

入園料を100円払い、ひまわり畑の地区に入りました。

ひまわり畑の迷路 ひまわり畑の迷路

「ひまわり迷路」があります。休耕田を利用した田んぼにひまわりを植えつけ、道をつけ、迷路を作っています。

ひまわり畑の迷路 ひまわり畑の迷路 ひまわり畑の迷路

ひまわり畑の迷路は、無理に進もうと思えば簡単に外に出ることができます。しかし、一応は道に迷った感じをするために、ビニールテープにしたがって、あっちこっちの小道を曲がって、道に迷ってみました。

ひまわり畑の迷路 ひまわり畑の迷路 ひまわり畑の迷路

少し距離を置いてひまわりを見ると、同じ方向に向いて花が咲いている事が分かります。

土地の方に聞いてみると、必ずしも太陽を追いかけて花の方向が一日の間に変わるわけではないようです。大まかに言えば、南に向いているようです。

写真を撮っている愛好家の方が多くいらっしゃいます。だいたい中高年を中心とし、三脚を付け、カメラを担いでシャッター角度を選定して、汗を拭きながら写しておられます。

何人かの方に「ひまわりを題材に何を表現しようとしているのですか?」と、質問してみました。ほとんどの方が、あまり考えないで撮っておられる様でした。

ひまわりも水を欲しがっているようですこんな暑い日なので、ひまわりも水を欲しがっているようですが、地域活性化のためにひまわり祭りを開催している以上は、入園者の足元のために水を田んぼに入れるわけにもいかず、田んぼはカラカラに渇いていて、歩き易さはいいのですが、ひまわりはぐったりとしているように見えました。


すぐ側に農業水路があるので、ひまわりにもお水があげられたらいいのになぁと思いました。

ひまわりにもお水 ひまわりにもお水

特産品の販売店特産品の販売店もテントをはって、お客さんに色々農産物を勧めていました。


特産品の販売店 特産品の販売店
特産品の販売店 特産品の販売店

ひまわりは1輪50円ここでは、ひまわりは1輪50円で販売されていました。

入園する時に、ひまわりの種を何粒か袋に入れて、領収書の代わりにくれました。ひまわりの育て方が書いてあります。

7月31日までがひまわり祭りですが、この期間に頂いた種をこの時期に蒔けば、ひまわりの花は今からでも咲くそうです。

お庭に蒔いて、秋のひまわりを鑑賞したいと思います。このひまわりの成長記録は、続報させて頂きます。

170万本というわけにはいきませんが、一応イメージとしては、このような花が私の家に咲きます。

ひまわり ひまわり ひまわり

今日の暑い一日、南光町のひまわり祭りに来てみて、考えてみました。

こんなに暑い日差しの中で、どうして多くの入園者がここに集まるのだろうか、と、経営者的に考えてみました。私が実行委員会の役員であれば、アンケートを取って集計してみたいと思います。

<<動機の分析>> ●あなたはどうしてひまわり園を知り、来てみようと思いましたか?

【1】 初めての方の動機
 A.NHKテレビの放送を見た
 B.口コミ、噂などで知った
 C.近くだから
 D.なんとなく

【2】 再来者の方の動機
 A.これまで来たことがあるから、リピートで来た
 B.ひまわり園の関係者で知っている人がいるから
 C.近くだから
 D.なんとなく

<<ひまわり園に期待すること>> ●あなたがひまわり園に期待することはどんなことでしょうか。

 A.ひまわりの花が、太陽の恵みと元気を与えてくれる
 B.170万本のひまわりの花が綺麗だから
 C.ひまわり園のサービスの充実(迷路、売店、地域特産品 など)
 D.その他

国の各地で、地域の町興し、村興しを行なっています。この南光町のひまわり祭りは、初期にはあまり参加する畑も少なくスタートしたようです。

地道な努力でだんだんとひまわり畑が広がり、噂も広がり、入園者も広がり、とうとうNHKのテレビ取材を受ける段階にまで町興しは発展しています。

ひまわり畑 ひまわり畑 ひまわり畑

売店のおばさんに、日頃の生活の模様を聞きました。近くの勝央町から嫁いで来て、3人の子供を産んで育て、今では3人とも結婚をし、長男は最近南光町に奥さんと子供を連れて帰ってきてくれること。

93歳の老人のお世話をしながら、畑の世話、二町歩の田んぼを使っての米作り、ぶどう、ももなどの果物作り、養蜂で蜂蜜作り・・・、毎日毎日働き通して、その中で近隣の人たちと集まってひまわり祭りのお世話をする事で、過疎の地域にも街から車やバスで大勢の入園者が来てくれる嬉しさ、などをお聞きしました。

簡単に町興しはできるものではない、地域の人たちが参加して共に助け合ってこそ、小さい規模から辛抱を続けてこそ、やっと町興しらしい成果となることを、この町の人びとから聞かせてもらいました。

今日のひまわりの裏舞台では、大変な努力や協力があってこそ、ということがわかりました。