沖縄の文化には、日本の文化と、中国の文化が、融合している所があります。

清明(シーミー)祭 お墓を守るのは、門中(もんちゅう)と言われる一族で守ります。 第128回沖縄訪問(7)

女性の場合はお嫁に来ると、今の嫁ぎ先がお墓になりますが、自分が生まれ育った実家のお墓もあります。
実家の父さんお母さんのお墓参りも欠かせません。

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雨の心配もあった恩納村前兼久の2011年の清明祭ですが、お天気は回復し、初夏のような日差しです。

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国道58号線からの前兼久地区は、那覇に向かって右側がウォーターフロントで、漁港や魚市場、海ブドウの養殖所などがあります。

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国道58号線沿いの那覇に向かって左側の方の山側に、前兼久地区の陵墓はあります。金城正浩さんとはっちゃん姉ちゃんは、次のお墓にいってお参りをしています。

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恩納村前兼久にある、陵墓の丘にあがってみます。陵墓の丘からは、前兼久の海が見えます。

このお墓の上の方に、台湾から来た沖縄を切り開いた先駆者の銅像・顕彰碑があります。方治先生の銅像です。方治先生は、戦後の琉球の経済・教育・文化の発展に尽力した人です。この方が沖縄を開いたのです。

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具体的には、沖縄の特産物であるパイナップルやバナナの苗をうまく斡旋し、その生産の技術指導や台湾の留学生を受け入れ人的交流などを盛んに行いました。 沖縄と台湾の交流の窓口となった人です。

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周りをみるととても美しい景色です。

山頂部には別荘がそびえています。こうして名を遂げて銅像・顕彰碑を作るとその後の維持・管理、 草を刈る、道をふさぐものを綺麗にするという事は、その後の子孫の仕事になります。

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子孫がきちんとしてくれないと、草に埋もれてしまうこともあります。

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上空で飛行機が飛んでいます。少し日が西に沈んでいっています。山頂からまた下へ降ります。

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陵墓のすぐ脇道から、金城正則さんの家に繋がっています。

金城家では、金城正則さんの子供達が集まっています。金城正道さん(ミッチー)と金城正人さんが、お父さんの金城正則さんと雑談をしています。
親子の会話です。

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お庭ではクレアちゃんが、小学校から持って帰った朝顔の鉢植えがあります。

神戸なら朝顔の鉢植えは5月で、夏休みの前に自宅へ持ち帰り、夏休みの宿題として世話をします。沖縄の場合は、前の学年の時に植えたあさがおを、春休みに持ち帰って育てるのでしょうか?

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クレアちゃんと伊音ちゃんは、お庭で咲いてる花の蜜を吸っています。一緒になって花の蜜を吸ってみると、確かに茎が甘く、ほんのりとした香りもします。

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松葉博雄と奥さんは、一旦ホテルに戻って、休憩をして部屋から夕日を見る事にしました。

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真栄田岬と残波岬が重なりあう、あの海の向こうに、東シナ海の向こうに、ニライカナイがあり、夕日が沈んでいきます。

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夕方を見て、日が沈んだ頃、また金城家にお邪魔します。

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神戸から持ってきた、三田牛のお肉を金城正浩さんのお家におすそわけして、その後、金城正則さんのお家に行きました。

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今日は、このすきやき用の薄いお肉を、電気プレートの鉄板で炒めて、大根おろしと一緒に頂きました。

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松葉博雄と奥さんは、金城正則さんと、金城千賀子さんの4人で、30代の頃の、3人の子供を育てた時の昔の話やら色々な楽しい話をして終わりです。

かなり沢山ビールを飲んで、足下がふらふらになった頃、ホテルに歩いて帰りました。

 

2011年4月10日(日)

 

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