瑞兆なのか 前途に桐の花が満開 鳳凰が宿る木として神聖視された桐に花が咲いています
投稿No:8615
瑞兆なのか 前途に桐の花が満開
瑞兆なのか 前途に桐の花が満開



鳳凰が宿る木として神聖視された桐に花が咲いています

女の子が生まれたら家に桐を植えていた


桐の木は成長が早くて、15年ほどで樹高8~15mほどの成木へと生長します。
女の子が成人したとき、桐の木からタンスを作り、嫁入り道具に持たせたとのことでした。
桐は成長が早く、木材としては軽くて、丈夫で扱いやすいことから、この風習が生まれたそうです。
母も、桐のタンスを使っていたことを思い出します。
軽く水を通しにくく、断熱性に優れているなどのメリットから良質な木材です。
タンスの他にも下駄、琴などの材料に利用されてきました。
桐の木は鳳凰が宿る木として神聖視

聖天子(徳のある優れた王)が即位すると、瑞兆である鳳凰が現れると伝えられてきました。
こうした考えが日本にも伝わり、平安時代の頃より天皇の衣類や調度品に桐や鳳凰の紋様が使われ、
桐花紋は菊紋に次ぐ格式ある紋とされました。
桐が神聖視され 意匠化した家紋に進展

桐の紋は臣下への褒美として下賜されて広がった
現代では桐の紋は、広く一般にも家紋として使われています。
広がったのは、中世以降、武力で天下の政権を掌握した統治者は、
「庇護者としての忠誠」を天皇や朝廷に示した時、
その「褒美」として権威と格式の象徴である桐紋が下賜されました。
こうして桐紋は為政者の紋章にもなっていきます。
桐紋を許された足利将軍家や織田信長、豊臣秀吉といった天下人達も、
有力大名や家臣に桐紋の付与をさらに繰り返します。
付与が繰り返されて、桐の家紋が広がって行ったようです。
桐は政府(首相・内閣)の紋章
日本には白桐をもとに意匠化された紋章がいくつかあります。
それらを総称して桐紋もしくは桐花紋といっています。
中でも公的機関のシンボルとして多用されている五七の桐と五三の桐があります。
同じ桐紋でも、序列があり、五七の桐紋が、五三の桐紋よりも上位の紋となっています。
五七の桐 五三の桐
明治時代になると、政府(首相・内閣)の紋章として日本国章に準じて扱われます。
桐の花数が5-7-5となっているのが主に皇室や政府が用いる五七桐(ごしちのきり)。
3-5-3の花数が一般的に用いられる五三桐(ごさんのきり)です。
政府・内閣総理大臣の紋章
安倍首相が記者会見に使う演台には、皇室紋でもある五七桐紋が付いています。
桐紋は明治以降、政府・内閣総理大臣の紋章となったからです。
初代伊藤博文から使われています。
パスポートの表は菊花紋ですが、中面には桐紋がデザインされています。
五百円硬貨にも桐紋が配されており、桐の紋は身近に使用されています。


資料出典 ウィキペディア(Wikipedia)
コロナウイルス飛んでいけ
非常事態宣言が発令されて、毎日、毎日コロナウイルスのニュースばかりです。
外出の自粛があり、GWでも、子供たちは野外で遊べていません。
私も、孫がいるので、子供たちがコロナで縛られているのが、可哀そうに想います。
暗い世相ですが、5月になれば、外では桐の花が咲いています。
古来より、眼めでたいと言われて、瑞兆である桐と桐の花を見て
少し、元気が出たように感じました。
コロナウイルスよ、風に吹かれて,飛んで行け!と叫びました。
2020年5月2日(土)