ネットで調べて 初めてのマルチ栽培を やってみたら
投稿No:8269
ネットで読んだ 畝(うね)を黒いマルチシートで覆う作業は、やってみると中々手間のかかる作業でした。
ネットで読んだ マルチ栽培に取り掛かる
荒れ地の開墾は、今日も続いています。
早くしないと夏野菜を植える時期を逸してしまうので、気持ちは焦ります。
開墾地は、元は段々畑の水田だった土地です。
一番上の段を開墾すると、次は二段目の荒れ地を開拓します。
開墾とは、笹の生い茂る土地の笹と笹の根っこ、地下茎を除去する事です。
笹の根除去は大変です、笹の根は四方八方に伸びていて、地下茎からは新しい笹が地上に生い茂っています。
ユンボは容赦なく土をほり返し、笹の根っこを分断していきます。
これでも、残った笹の根っこが、また伸びて来て、数年すれば、笹の根が生い茂る可能性があります。笹との根気比べです。
人力で取るには、手に負えないほどの地下茎が密集した状態です。
地下茎をユンボで削りだして、一箇所に集めました。
以前は、段々畑の水田だった田んぼが、耕作を放置され、そこに竹の地下茎が伸びてきました。
竹の根が生い茂った土は、鍬やショベルで掘ってみても、地下茎を掘り下げる事は出来ません。
それがユンボだと、地下茎を引きちぎるように、土から根をちぎり出すように、除去できました。
地下茎を取り除いた畑は、土を寄せて畝を作りました。
この畝もユンボの力で、比較的簡単にできました。
土を寄せた畝の中にも、まだ沢山の笹の地下茎が混ざっているので、これは鋤きを使って、人力で取り出すことになります。
畝が三本出来ました。
畝に黒いビニールをかけて、栽培する方法をマルチ栽培といいます。
マルチとは、いくつかの要素が合わさっているさまのことです。
ネットで調べた マルチ栽培とは!
マルチ栽培とは野菜の生育を促進させるために、畝や野菜の株元の土をポリエチレンフィルムなどで覆う栽培をいいます。
マルチ栽培を行うことにより以下の効果を引き出すことができます。
ポリマルチ(ポリエチレンフィルム)の効果
1.ポリマルチにより地温が上がるので、播種時期や抵触時期を早めることができます。
2.土中の水分の蒸散を防ぎ、土が固くならず、根がよく伸びます。
3.雨や日照りが続いても土壌水分の変化が暖やかで、生育がなかなか衰えません。
4.雨による土の跳ね返りがなく、野菜の汚れが少なくなり、病気が出にくくなります。
5.黒マルチの使用により、雑草の発生を少なくすることができる。
種類ごとの効果
春のマルチには透明または黒マルチが主に使用されています。
透明マルチは地温上昇効果が一番大きく、春に利用するマルチの資材としてはもってこいです。
ただし、雑草が生えやすい難点があります。
黒マルチは地温上昇には劣りますが、雑草が生えにくい特長があります。
マルチの仕方
目的に合った種類のフィルムを購入します。畝の片方の端にフィルムを固定してから、風に舞わないように畝に沿って両側に土を乗せて固定しながら、少しずつ広げていきます。
畝の端にきたら、フィルムを切って土を乗せ固定します。フィルムをピンと張ってください。
ネットで知った マルチ栽培の注意点
1.雨上がり後などで土が水分を十分に含んだ状態の時にマルチを行います。
雨が降らなければ、水やりを済ませて、土を湿らせます。
2.耕うんや整地は丁寧に行い、土の表面とマルチを密着させることが大切です。
3.畝を作った段階で被覆して地温が上がってから野菜の種まき、定植を行ってください。
4.水やりは切れ目や穴の所を少し持ち上げ、株の周囲に行います。
5.マルチを長年続けますと土壌中の有機物の分解が進みますので、堆肥の施用を心がけて下さい。
6.マルチをしたあとは、追肥をしにくくなりますので、栽培期間の短い野菜は全量を元肥で施します。
7.マルチ栽培にトンネル栽培を合わせるとさらに早い時期に野菜の種まきや定植ができます。
出典 1 マルチ栽培とは
ネットで知った マルチシート張りの実践
ネットで読んだ知識を参考にして、ポリマルチを張りました。
ポリマルチを貼る前に、乾いた畝の土に、充分な散水をして、畝の土を湿らせておくと、苗が育ちやすくなります。
この畝を使ってこれから、夏野菜の苗を植えます。
農業資材の専門店コメリで、農業資材と夏野菜の苗を買ってきました。
夏野菜の定番はトマト、ミニトマト、胡瓜、茄子、水茄子、トウモロコシ、里芋、安納芋、金時芋、みょうが、生姜などを買ってきました。
蔓ものは、ゴーヤと、パッションフルーツを買いました。
最初の作業は、作ったばかりの畝に、黒いマルチシートを敷く、マルチ栽培です。
初めてのマルチ栽培なので、奧さんに手伝って貰って、畝に黒いマルチシートを張っていきました。
マルチ栽培ははじめてです、知識の源は、ネットで調べた知識です。
マルチシートは幅が90cmだったので、一つの畝を覆うのには、一張では足りなくて、右のすじ、左の筋、そして真ん中の筋と、三本のマルチシートを敷いて、全体を覆うことができました。
うねの表面を、きれいな平らになっていなかったので、凹凸ができてしまいました。
マルチシートの端は土を被せて、風でビニールが飛ばないような、重しをしました。
途中の畝の下のビニールを留める方法は、アルミの針で留めていきました。
マルチシートを敷き詰めると、次は道具を使って、穴を開けて、野菜の苗を植え付ける作業です。
コメリで買ってきたマルチの穴空け機はとても便利です。
穴あけ機で、マルチシートを抑えて回転するようにぐるぐる回して押さえ込むと、畝の土が引き抜いたように採れます。
二度ほど土を引き抜くと、苗を植えるのにピッタリな深さになりました。
ナス、キュウリ、トマトを植えると、支柱を立てておきます。
支柱と苗は、八の字を描くような、形で、紐を使って繋いでおけば、風が吹いても倒れません。
里芋、金時芋、安納芋、などの芋類は、一箇所にまとめて芋畑を作りました。
芋のグループは、マルチをする時間がなかったので、土上のまま行いました。
マルチビニールをかけていないので、芋グループには水やりと、除草が必要になってきます。
奧さんを励ましながら、二人でここまで家庭菜園が出来ました。
2019年5月19日(日)