社長、少しだけお時間をいただけませんか?良い話なので喜んで頂けると思います。

投稿No:8007

少しだけお時間をいただけませんか? ビジネスをしていると、良い話もあれば、悪い話もあります。良い話ならすぐにまとまります。

お時間をいただけませんか

社長、メニコンの山本覚課長から電話です。という取次ぎがありました。

電話に出てみると、メニコンの山本覚課長は

「社長、少しだけお時間をいただけませんか?良い話なので喜んで頂けると思います。」

「良い話があるので、社長に早くお伝えしたいです。」というお電話です。

会って話を聞いてもらいたいとき、相手の気持ちを惹きつけるには、

「少しだけお時間をいただけませんか?」と切り出すのは効果的な言葉です。

さらに、「良い話があるので、社長に早くお伝えしたいです。」

と続けば期待は高まり、会ってみようと返事することになります。

明日、お会いしたいという急なアポイントですが、良い話ならすぐにでも都合をつけます。

リスクの高い言葉

相手の気持ちを高めると、期待は高くなっています。

期待に対して、期待以上か期待通りでなければ、失望になるので、リスクは高いのです。

早速翌朝、山本さんが事務所に来られました。

時間は午前中で、仕事が始まったばかりの時間帯です。

窓を背にして、逆光なので、山本さんは眩しく見えます。

良い話だというので、期待は高まり、期待に比例しておもてなしにも気を使いました。

おもてなしのお茶はマンダリンオリエンタル香港の紅茶です。

香りが素晴らしい上品な紅茶です。

紅茶の箱には、紅茶を収獲する昔の絵柄が描かれていました。

この紅茶は、シンガポールに旅行に行かれたご近所の方からのお土産で頂きました。

一緒にお出ししたケーキは、これも上等な入手困難なケーキです。

おもてなしの用意が出来たので、お話をお聞きします。

でもその前に、マンダリンホテルの紅茶を味わってからにしましょう。

確かに、上品な香りと味でした。

11月の下旬だというのに、応接室に注ぎ込む明かりはとても温かくて、

部屋の中はクーラーが欲しいほどの気温の上昇を起こしています。

ちょっと暑いくらいなので、皆さんもうちょっと涼しくして欲しいという要望です。

ではブラインドを降ろして、直射日光を遮ってみました。

直射日光を半分くらいにセーブすると、たちまち部屋は涼しくなってきました。

期待に対して結果はどうなのか?

「社長、少しだけお時間をいただけませんか?良い話なので喜んで頂けると思います。」「良い話があるので、社長に早くお伝えしたいです。」

この、切り出しに惹かれて急なアポイントに応じています。

どんな素晴らしい話なのか、早く話の内容を知りたくて、気持ちはうずうずしています。

メニコンの山本覚課長は、私の期待があまりにも高くなっているので、逆に話を伝えにくそうになっています。

私が試験装用しているメニコンの定期交換ハードレンズ フォーシーズンの調子が良いこともお伝えしました。

戦略的互恵関係を高める話

話をお聞きすると、わが社を支援してくれる、良い内容の話です。

メニコン、シードの日本企業からは、これまでも取引上の好条件をいただいています。

メニコン、シードの業績が良くなれば、わが社にも還元される良循環の関係にあります。

外国企業のアルコン、ボシュロムは、最近経営戦略が変わり、好条件が提示されるようになりました。

取引先との関係は、相手の経営戦略がこちらの経営戦略とが合えば良好な関係が構築できます。

さらに、担当者の熱意が伝わると、その熱意に応えて取引額が増えることもあります。

商談なので、どんな話かは書けません。

惹きつける言葉の効果に不安があったみたいです。

「社長、少しだけお時間をいただけませんか?良い話なので喜んで頂けると思います。」

この言葉でアポイントはとれたものの、実際喜んでもらえるかどうか、不安があったようでした。

ビジネスは小さなハッタリ、中ぐらいの冒険、大きなリスクの連続です。

単純なビジネスの中に、多少のハッタリ、リスクが織り込まれていると後から印象にのこることがあります。

メニコンからの提案を即受け入れて、用意して頂いている契約書に押印をして商談成立です。

商談の後は、雑談です。

各メーカーの最近の動向についてお伺いしました。

意見交換なので、この内容も記事には書けません。

毎日ブログを書いていて、ビジネスに関することをもっと書けたら、読む方の関心が高まるかと思いますが、お互いに守秘義務があるので、ほんの少ししか書けません。

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2018年11月21日(水)