すっぽん料理 兵庫茶寮ひさご 対 岡山郷緑温泉
投稿No:7971
すっぽん料理 山南町のひさごでは、すっぽん料理、うなぎ料理、和食の3コースがあります。
すっぽん料理 すっぽんは乾いた眼に有効
スッポンを食べたくなりました。パソコンに向かう時間が多いせいか、眼が乾くのです。
乾いた眼にはビタミンAが有効です。
すっぽんにはビタミンA・B1・B2・Eが豊富に含まれています。
ビタミンAは、目の働きを助けるほか、皮膚や粘膜の形成に必要です。
パソコンやスマートフォンで目が疲れやすい人やドライアイの人などは、注意して摂取したい栄養素なのです。
(出典…ナガスすっぽん養殖場)
そこですっぽんを食べようと考えました。
すっぽんを食べるなら、三宮の綺麗なお座敷で食べるスッポン料理より、
スッポンが生け簀に入っているようなお店で食べたいのです。
すっぽん料理 丹波・山南町の「茶寮ひさご」
どこへ行こうかと考えた時、思い浮かぶのは、丹波・山南町の「茶寮ひさご」です。
2012年の10月に、山南町のひさごに行ってから、もう6年経過しています。
岡山まで行くには遠いので、今日は山南町のひさごへ行きます。
神戸から中国縦貫道路を経由して、社インターで降りると、国道175号線を通って、福知山方面に北上します。
山南町の和田というところに料亭ひさごがあります。
予め電話で予約して、お昼を少し過ぎた頃、ひさごに到着しました。
駐車場には、車が満車状態でした。
庭が見えるお座敷ですっぽん料理を頂きたかったのですが、今日は満席でした。
すっぽん料理のフルコースなら2万円
広いお座敷で、ゆったりとした会席をするなら、人数は4名以上必要です。
すっぽんのフルコースは1人前2万円です。
今日は奧さんと私の二人だけなので、お座敷が空いていないと、フルコースはやめて、定食コースにしました。
もしフルコースなら、すっぽんの鍋はこんなに沢山の食材がお皿に盛りつけられています。
10月に入ったので、柿を使ったお料理からスタートです。
秋らしくてとても良い風情です。
今日の一品には、ゼラチンのたっぷりついたすっぽんの唐揚げが出ました。
これは、フルコースでは出てこない料理です。
熱々のすっぽんの唐揚げに、スダチを搾って、味を加えると、とっても香ばしい良い香りになりました。
すっぽんの脂が沢山あるゼラチン質は、アグーの豚肉とよく似ています。
相当な脂分です。
メイン料理はすっぽん鍋
10月の中旬になると、少しずつ気温が下がって、もう鍋料理を頂いても、
暑いと感じなくなるほどです。
鍋の中にもすっぽんは沢山入っています。
食べやすいのはすっぽんの皮で、ゼラチンがたっぷりついた部分です。
奧さんと同じように感じたのは、今日のスッポン鍋は、かなり塩辛いことです。
これは、私達が普段から、減塩の食事に慣れているので、以前と同じ塩加減でも、辛いと感じるようになったのか、
それとも、ひさごの料理が濃くなったのかどちらでしょうか?
今日の鼈のお肉は、手か足のあたりの関節部分です。
関節部分についた鼈のお肉は、ややしわくて、固くて、噛んでも噛んでもかみ切れないほどの硬さでした。
仕上げはすっぽん雑炊
すっぽん鍋を全部食べきった後は、雑炊です。
雑炊を作る頃は、すっぽんのダシ汁はさらに濃くなって、塩加減が強くなりました。
そこで、塩加減を和らげる為に、ひさごの女将さんにお願いして、すだちを頂きました。
すだちをしぼって、雑炊の上にかけると、雑炊の塩加減がやや和らぎました。
女将さんと話したとき、以前孫のリッキーくんと一緒に来たときのことを女将さんは覚えていました。
「ぼっちゃんは大きくなられましたか?」と尋ねられたからです。
お客様の顔や来客時の事を覚えておくことが顧客サービスの為にはとても大切なことです。
4年も前の事を覚えてくれていると、感動します。
一時間半ほどかけて、スッポン会席は終了です。
ダシ汁は、パックに入って売られていたので、もう一度家で食べる為に買って帰りました。
ダシ汁があれば、スッポンの雑炊が家でも出来ます。
食後の感想
奧さんの感想は、ひさごは神戸からは1時間ちょっとで来れるので、また来たいそうです。
しかし今度来た時は、スッポン鍋でなく、和食の会席を食べたいそうです。
ひさごでは、すっぽんと鰻と和食の3つのコースがあります。
私は和食会席なら、山南町まで来なくても、三宮で食べられると思います。
やはりここまで来るのは、鼈料理を頂くからです。
すっぽん料理 岡山郷緑温泉
もう一つ思い出すのは、岡山県真庭市の郷緑温泉です。
郷緑温泉では、温泉水の温かいお湯を利用して、スッポンの養殖もしていました。
スッポンは通常3年かけて出荷するようですが、温泉湯で育てると成長が早く、冬眠がないので2年くらいで出荷出来るそうです。
スッポンの食欲は凄まじく、魚のすり身を池に入れると、幼い鼈でも、餌の魚に食いついてくるそうです。
すっぽん料理の始まりは生き血から
すっぽん料理の始めはすっぽんの生き血からです。08年10月11日(木)
すっぽん料理は生で食べる食べ方と、油で揚げる、煮る、鍋に入れて食べるといった熱を加えて料理する方法でした。
生で食べる方法は、お刺身のようにしていただきました。
ころころして、軽い歯ざわりがあります。臭みはショウガで消しています。
すっぽんの刺身はくせがなく、コリコリとした触感で美味しかったです。
フグの湯引きのように、皮を細く切った料理は絶品です。
フグの皮よりおいしく感じました。
焼き物が出ました。脂の乗りが良くて少量でも顔に脂が浮きそうです。
すっぽんの卵です。生まれたてのすっぽんの生卵でした。
鶏の黄身より濃厚な味わいです。
肉質の部分は焼き物でした。寒ブリのように脂がのっていました。
揚げ物は、関節の部位のようで、アンコウの皮のようなぷりぷりした触感でした。
メインはすっぽん鍋でした。鍋料理を時間をかけて、ビールを飲みながらいただきました。
そのあとは雑炊です。
雑炊にする前に、鍋の具材を全部引き上げて、スープだけにします。
先ほどまで鍋の中には、沢山のすっぽんと野菜、豆腐、エノキ、なめこが入っていました。
これが、郷緑温泉のすっぽんフルコースです。