老舗お蕎麦屋さん 「鳴門庵」 テレビで紹介 センタープラザ地階
投稿No:10299
センタープラザ地階 お気に入りの老舗お蕎麦屋さん 鳴門庵 テレビで紹介されたようです
会社に出勤すると、
毎回悩むのが、お昼ご飯を
どうしようかということです。
奥さんが用意してくれることもありますが、
外に食べに出ることもあります。
そんな時によく足を運ぶのが、
センタープラザビルの地下です。
センタープラザビルの地下は
飲食店街になっていて、
たくさんのお店が入っているので、
食事をすることには困りません。
とはいえ、
自然とお気に入りのお店
というのはできるもので、
よく通う数軒に
だんだんと絞られてきます。
今日は何を食べようかと悩んだ末、
鳴門庵へやってきました。
私がよく奥さんと食事をするお店です。
鳴門庵は100年以上の歴史を持つ
老舗のお蕎麦屋さんです。
今も変わらず、家族で営まれています。
店の入口の扉に、
テレビで放映されたと
貼り紙が貼ってありました。
この日はお昼の時間の少し前に
お店に行きましたが、
店の外まで並んでいて
とても混んでいて驚きました。
「ちゃちゃ入れマンデー」という番組に
紹介されたようです。
人気番組なので、テレビを見た人が
食べに来たのだと思います。
テレビの影響はすごいです。
以前も、鳴門庵は
テレビで紹介されたことがありました。
鳴門庵は、さんプラザビルができた当初から
営業を続けている、歴史のあるお店です。
店舗の入れ替わりが激しい中で、
今も変わらず営業を続けている
ほんのわずかな存在として、
以前テレビの取材を受けていました。
実はそのとき、
我が社にも取材が入りました。
建物とともに長く営業を
続けているテナントとして、
紹介される予定だったのです。
結果的には、店舗改装後で、真新しく
老舗の雰囲気を感じないということで
我が社の放送は見送られました。
今日は、日替わり定食を
注文しました。
お蕎麦屋さんですが、
色々なメニューがあって
冬になると鍋物も有ります。
鳴門庵のそばは、
そばの色がやや白いのが特徴です。
奥さんのおすすめは、
「和風かつ定食」です。
私は、鳴門庵の親子丼が好きで
良く注文しています。
私が、鳴門庵に通い始めて、
もう50年ほどになります。
鳴門庵で思い出すのは、
1995年1月17日
阪神淡路大震災の後の、
お店の復興の思い出です。
鳴門庵の皆さんは家族の絆が強く、
震災復興の時も、
おばあちゃん、お父さん、お母さん、
子ども達と、家族三代で
頑張っておられました。
震災後、
直ぐにお店を開くことも出来ず、
1階の路面に仮店舗を移し、
1月2月の寒い時に、
ガスボンベを使って調理をし、
ポリバケツに水を汲んできて、
復興のさなかで食事を作っていました。
あの頃は、誰もが必死でした。
それぞれができることを精一杯やっていました。
不便で厳しい状況の中でも、前を向いて、
ただひたすらに動いていました。
復興へ向けて、一歩一歩、
みんなで支え合いながら
乗り越えようとしていた日々でした。
この周辺には、
我が社も含め、
長い歴史を持つお店がいくつかあります。
それぞれが同じ時代の荒波を乗り越え、
支え合いながら歩んできたと思うと、
どこか同志のような思いを抱きます。
形は違えど、同じ時代を
懸命に生き抜いてきた
仲間のような存在です。
これからもそれぞれの場所で、
地域と共に歴史を紡いでいけたらと
願っています。