ボシュロム 医療性と 利便性の両立を 目指す ボシュロム・プラス
投稿No:10298
ボシュロム・プラス 医療性の重視と ユーザーの利便性の両立を 目指す流れが加速しています
ボシュロムより
安藤 功リージョナルマネージャー、
そしてDTC部 DTCヘッド 山口 厚さん
嶋岡 邦寿課長さんが
来社されました。
今回のお話の目的は、
前回に引き続き
「ボシュロム プラス」というボシュロムの
サブスクリプションについてです。
ここ数年、コンタクトレンズ業界では
「定額制」「サブスクリプション」といった
新しい販売スタイルが次々と登場していて、
ボシュロムもいよいよ
この流れに加わることになります。
「ボシュロムプラス」は、
眼科で診察を受けて処方箋を取得し、
その処方内容に基づいて
自宅にコンタクトレンズが届く
便利なサービスです。
ネット通販や、雑貨店で購入するルートとは
一線を画し、眼科と提携し
安全性を重視しています。
こうしたサブスクリプションの
流れが生まれた背景には、
コンタクトレンズの
インターネット販売の急速な普及があります。
かつては、レンズを購入するためには
必ず眼科を受診し、処方箋をもらってから
販売店で買うというのが当たり前でした。
しかし現在では、
ネットで簡単にコンタクトレンズが
注文できる時代になり、
処方箋の提示が不要なサイトも
多く存在しています。
確かに便利で手軽なことは間違いありませんが、
その一方で、定期検査を受けずに
自己判断で使い続けてしまうケースが増え、
眼障害のリスクが高まっている
という現実があります。
また、レンズの正しい使い方や
ケア方法についても
十分な指導が行き届かず、
トラブルの要因となる行為が
日常的に行われている現実もあります。
コンタクトレンズは
高度管理医療機器であるにもかかわらず、
あまりに手軽に手に入ることで、
その意識が薄れてしまっているという
矛盾が生じているのです。
こうした現状を踏まえ、
業界全体では「医療性の重視」と
「ユーザーの利便性」の両立を
目指す流れが加速しています。
そしてこのモデルは、
ユーザーにとってのメリットだけでなく、
メーカー側にとっても
自社製品を継続的に使ってもらえる
というビジネス上の強みがあります。
価格競争に陥りやすいネット販売とは異なり、
定期的に安定した収益が見込め、
一度始めた方が、ずっと同じメーカーの製品を
使い続けやすくなります。
そして重要なことは、
これらの新しい販売モデルが、
いずれも「医療ルートを介在させた仕組み」へと
再び戻ろうとしているという点です。
一度はネット通販の急拡大により、
医療の関与が希薄になっていた
コンタクトレンズ販売ですが、
目の健康被害が
目立つようになってきたことで、
業界全体としては、医療機関を通じた
提供体制こそが本来あるべき姿である
という認識が、あらためて強まってきています。
各メーカーが打ち出す
サブスクリプションモデルもその一環であり、
利便性と安全性のバランスを
とるための工夫が凝らされています。
単にメーカーの都合ではなく、
ユーザー自身の目の健康を
守るために必要な変化であり、
非常に意義のある流れだと感じています。
現在、各メーカーから同じような
サブスクリプションシステムが
次々と登場していて、そのたびに
担当者の方が我が社に説明に来られます。
ただ、どのサービスも
内容に大きな違いはなく、
正直なところ似たような仕組みが
多いのが実情です。
最終的にお客様に選ばれる
システムとなるにはどうすればいいのか、
そこが今後の大きな課題です。