博士論文に取り組む 修士論文とは 一段と違った審査の厳格さを感じます【社長経営学 72】
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博士論文に取り組む 修士論文とは 一段と違った審査の厳格さを感じます【社長経営学 72】
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博士論文の執筆に取り掛かり、
外部評価として、査読付き投稿論文を
2本以上採択される目途が付くと
内部評価として、博士論文審査があります。
博士論文は、まずは序章から書き始めました。
船が港をゆっくりと出て行くように、
飛行機が滑走路を緩やかに飛び立つように、
論文は滑るように、
いつの間にか始まっているように、
うまく書きたいものです。
神戸空港を作るとき、まず、
海上周辺の外郭を作り、次第に土を入れて、
海を埋め立て、飛行場の土地を明らかにして、
土地が出来ると、建物や格納庫や
滑走路を作っていっていました。
松葉博雄の博士論文は、
神戸空港のような
大それた工事ではありませんが、まず、
論文構成を考え、外郭を明らかにして、
一章ずつ進めていきます。
3人で始まったゼミは、
3年目の夏には
私だけになってしまいました。
2コマを使って報告した後は、
明石先生から指導を受けます。
アドバイスに基づき、手直しすべき箇所も
明らかになりました。
少しずつ、少しずつ、亀さんの歩行のように、
ゆっくり進んでいます。
だいたいのところは
これまでの方向で良いとのことでした。
序章から始まり、1章ごとに進み、
結章まで来たので、
これで予備論文提出に進めそうです。
構想発表会では
初めて論文の内容の報告を聞く先生方も
いることが予想されます。
初めて聞く人にもわかるように
ロジカルに説明することや、
ストーリーとしてどのように展開していくかに
注意してくださいと、アドバイスがありました。
8月4日、
博士論文の途中経過を
報告する予備審査の日です。
先の3月の論文構想発表会と比較して、
どのぐらい進展しているか審査を受けます。
修士論文とは、
一段と違った審査の厳格さを感じます。
制限時間30分以内で
論文の主旨を理解していただくには、
要領よく報告する必要があります。
報告を終えると、
次から次へと問題点を指摘され、
まだまだ修正の余地がありました。
夏休みの間に、指摘に基づく修正をし、
文章化していかなければなりません。