沖縄珊瑚:テーブル珊瑚・枝珊瑚の群生する沖縄恩納村の珊瑚礁の海が昔のように戻るには、保護と時間が掛かりそうです 第118回沖縄訪問(5)

沖縄の珊瑚:テーブル珊瑚・枝珊瑚の群生する沖縄恩納村の珊瑚礁の海に戻るには、保護と時間が掛かりそうです。
【沖縄のリゾートライフ、恩納村の浜下り(ハマウリー)、清明祭(シーミー)、沖縄の行事に参加しました その5】

の浜下りです。恩納村ムーンビーチ沖の珊瑚礁には、たくさんの窪みがあります。そのくぼみに魚やナマコ、ウニ、貝などが隠れて住んでいます。溶岩の溶けて固まった跡のような、非常にでこぼことした凹凸の多い形をして、不成形な形をしています。干上がった珊瑚礁には、普段見られない海の底が見えます。

浜下り 浜下り
干上がった珊瑚礁には、普段見られない、海の底が見えます

 

珊瑚礁と言えば、テーブル珊瑚や、枝珊瑚を連想しますが、この辺りの珊瑚礁も、近年の地球温暖化による白化現象や水質悪化により、すっかりテーブル珊瑚、枝珊瑚は壊滅状態です。

でも、今日の浜下りで普段見られない珊瑚礁の一部では、新しい珊瑚の芽が出てきています。珊瑚の成長には、時間が掛かりますが、再生能力があるようなので、回復に期待が出来ます。

現われた珊瑚礁のくぼみには、ウニも見えます。ナマコが多いです。

浜下り 浜下り
普段見られない珊瑚礁の一部では、新しい珊瑚の芽が出てきています

 

リーフの向こうの海は、高い波がゴーッと言う大きな音を立てて、吹き寄せています。

近づいて見ると、3メートルか5メートルぐらいの大きな波であることが分かります。

浜下り 浜下り
リーフの向こうの海は、高い波がゴーッと言う大きな音を立てて、吹き寄せています

 

松葉博雄の浜下りは、生き物を捕まえるとか、食材を求めてとかの目的ではなく、もっぱら、自然観察をし、それをデジカメで撮ろうとしています。

浜下り 浜下り
もっぱら、自然観察をし、それをデジカメで撮ろうとしています

 

向こうに見えるのは、ムーンビーチホテルです。冨着勝弘さんの船を係留して、いかりを降ろして、3人はそれぞれ別々に散らばって、探索をしています。

松葉博雄は、自然観察をするつもりですが、貝も隠れるように暮らしているので、一瞬に見ただけでは、これが貝だと分かりません。サザエなどは、岩の下に隠れているので、なかなか見つかりません。自然に同化しているのです。

浜下り 浜下り
向こうに見えるのは、ムーンビーチホテルです

 

シャコガイは簡単に見つかります。石川善忠さんが、シャコガイを金具を使って取り出し、すぐ潮で洗って食べるよう、勧めてくれました。お言葉に甘えて、食べてみます。とっても美味しい、甘くて柔らかくて、コリコリとした舌触りでした。美味しかったです。

シャコガイを取り出すためには、道具がないと採れません。鉄の棒と金槌がいります。

 

浜下り 浜下り
シャコガイを取り出すためには、道具がないと採れません。鉄の棒と金槌がいります

 

石川善忠さんが一生懸命獲っています。獲ってくれたシャコガイを実を取り出して、潮を洗って食べます。

浜下り 浜下り

 

サザエは、岩の隙間に隠れているので、上から見ると見えません。やや斜めから見るとか、横から見れば、見つかります。

浜下り 浜下り
サザエは、岩の隙間に隠れているので、上から見ると見えません

 

ナマコは、いろいろな種類のナマコが見つかります。でも、どれが食べられて、どれが食べられないのかは、松葉博雄は知りません。もし、食べられるナマコをつかまえても、ナマコの料理には、3時間ぐらいかかり、お料理が大変なのです。

リーフの外には、引き続き大きな波が寄せています。不気味な地響きを伴うような、押し寄せる波です。

浜下り 浜下り
ナマコは、いろいろな種類のナマコが見つかります

 

テーブル珊瑚の小さな芽が、あちらこちらに見つかりました。テーブル珊瑚は、踏まないように気をつけて歩きます。

今の50歳代の前兼久の人たちは、浜に出ると、すぐに足下にテーブル珊瑚があったそうです。

テーブル珊瑚を獲ってきて、ペンキで着色し、道に並べて、売っていたそうです。もう一度、昔の恩納村や前兼久の海に戻るには、相当な保護と時間が掛かりそうです。 

2010年4月16日(金)

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください