「愚公、山を移す」の諺通り、名護市勝山では山が移動しています。

愚公、山を移す」の諺通り、名護市勝山では山が移動しています。嘉津宇岳の「農村喫茶夕日の丘」からは、知花砕石鉱山が、勝山の山を移す様子が、眼下に見えます。 第146回沖縄訪問(3)

嘉津宇岳の「農村喫茶夕日の丘」が、

今日の片山正喜さんが企画した目的地です。

嘉津宇岳の「農村喫茶夕日の丘」は、

片山正喜さんのオススメの場所です。

農村喫茶夕日の丘は、

名護市勝山90にあります。

名護を通って、

更に北へ行くと砕石場がありますが、

そこから山に登って行きます。

目的地の昼の絶景 夜の星空 

「夕日の丘」が、見えてきました。

歩くと大変な山道ですが、車で登れば、

名護からは10分くらいの近場の丘です。

丘に登ると、ポニーが2頭いる柵がありました。

馬よりやや小さいポニーが、

近付くと、ポニーも近付いてきます。

4月の下旬になると、

沖縄では白百合があちらこちらで咲き始めます。

農村喫茶夕日の丘に着きました。

ここから見る景色は、砕石現場が下に見えます。

合資会社 知花砕石鉱山事務所が、

山を削って道路工事に使う、

割栗石を砕石しています。

いま削っている山は、

元々は農村喫茶夕日の丘よりも、

高い山だったそうです。

それが削りに削って、

今では遙か目の下に見えます。

農村喫茶夕日の丘で昼食です。

この農村喫茶夕日の丘は、

夜になるとカラオケ道場になるようです。

カウンター席に座って、

店のオーナーの女性の方に料理を注文します。

一人で切り盛りしているようで、

注文を聞くと、台所に入り込んで、

カウンターには誰もいません。

誰もいないカウンターからは、

先ほどまでオーナーさんが見ていた

テレビの音が、うるさく聞こえてきます。

名護湾を見下ろす、素晴らしい景色ですが、

お昼のドラマのテレビの音が、

風景をぶちこわしています。

よくあることですが、テレビをつけることが、

サービスだと勘違いしているお店もあります。

注文した料理が出来るまで、

やや広いホールを、一巡してみると、

隅の方に、大きな掛け時計がありました。

注文した料理は、

松葉博雄は日替わり定食、

奥さんはそうめんチャンプル、

片山正喜さんはサンドイッチです。

もちろん、片山正喜さんの運転があるので、

松葉博雄は、ビールを頂いています。

カラオケが始まれば、三線も活躍し、

三線に合わせて踊るようなお面もありました。

定食は、量がとても多くて、

御飯には手が出ませんでした。

意を決して、女性のオーナーさんに、

うるさいテレビの音を消してもらいました。

テレビの音が消えると、

名護湾を見下ろす素晴らしい景色を、

覆い隠していたベールが、

はがれるように、主役のように現れてきました。

とても良い景色で、

名護湾が一望できます。とても良い場所でした。

テレビの音が消えたので、

女性のオーナーさんとも、

会話が出来るようになりました。

でも、そのときはもう、

この農村喫茶夕日の丘を、去るときでした。

もう一度、知花砕石鉱山が、

勝山の山を削った地形を見てみます。

昔、中国の諺に、

「愚公、山を移す」という言葉がありますが、

コツコツ、山を削り取って、

砕石を続けていると、

いつの間にか、高い山も平地になっているのです。

平地の一部に、小さな溜め池が出来ていて、

雨水が溜まった場所があります。

それとは違う色の水が、

小さな溜め池になっています。

ひょっとすると、下から湧いた

湧き水が出ているのかもしれません。

こうなると山を削って井戸を掘る、

という結果になっているのかもしれません。

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2014年4月17日(木)


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