ウミガメの産卵する浜辺では、監視員が保護活動をしています。

ウミガメが産卵した浜辺には、注意を呼びかける棒が立っています。掘ってはいけません。踏んではいけません。 第143回沖縄訪問(14)

奥共同売店の壁を見ると、掲示板にウミガメの産卵があるということが書いてあります。今日6月13日現在では、106の産卵場所があるそうです。どの辺りにあるのか、探しに行きましょう。

ウミガメの産卵や、孵化に、邪魔になるようなことをしてはいけません。そっと、もしウミガメが居ても、見つからないようにするべきですが、ウミガメが上陸するのは暗くなってからです。

片山正喜さんの勘を頼りに、ウミガメが上陸して、卵を産みそうな浜辺を探します。

ヤンバルの奥地の、地元の人しか来ないような、辺鄙な場所に、ウミガメが上陸しそうな浜辺がありました。

一般に、ウミガメは人気のない、暗い浜辺に上陸するそうです。ウミガメの産卵を見守る、監視員の方でさえも、懐中電灯の使用は禁止です。かなり人里離れた僻地にありました。きれいな砂浜です。

まだ明るい時なので、ウミガメが産卵して、目下孵化中の場所には、目印の棒が立っています。この棒があるところを踏んではいけません。掘ってもいけません。

卵を産んだと思われる、砂地には、ウミガメが海から上がって、ヒレを使って、歩行前進した砂の跡が残っています。海から一直線に上がっている場所が、殆どです。

砂に残った、ウミガメの足跡を見ると、ウミガメは子孫を残すために、卵を砂の中に産むために、とても危険な陸を歩く、リスクの高い行動をとっています。

海なら、すいすいと泳ぎ切って、敵から逃げてゆくウミガメでも、産卵のために、砂浜を歩行する時に、もし外敵に襲われても、ウミガメは何もなす術がありません。

この浜辺には、何本もの、孵化中であることを示す棒が立っていて、棒には、いつから卵が砂に埋められているのか、そのデータが書かれています。

初めて見るウミガメの、産卵に向かう歩行の跡です。歩幅も大きく、手びれと後ろ足で、砂地を進んだ跡が、くっきりと残っています。1つの浜辺で106カ所もあるなんて、凄いなと思います。

しかしウミガメは、自分の手びれで砂地を掘り、適当な深さまで掘り終えると、涙を出しながら産卵するそうです。ウミガメの卵が、仮に1000個あっても、卵から子亀が生まれて、海に出て成熟するまで、無事に生きて、再びこの浜辺に、また次の子孫を産みに戻って来られる確率は、わずか1匹だそうです。無事にみんな生まれたらいいのになぁと思います。

ウミガメが上陸してくる足跡ばかりを考えていましたが、卵を産み終えると、すぐに、浜を歩いて海に戻るのですから、帰りの足跡も、来るときの足跡と、重なって残っているはずです。

ウミガメの保護活動をする団体もあります。「日本ウミガメ協議会」では、傷付いたウミガメを保護し、再びウミガメが海に戻れるような保護活動をしています。

片山正喜さんは、晴れていたらここで泳ごうと思っていたそうですが、やはりここでも、ちょっと今日は晴れませんでした。

黒い雨雲が、低く垂れ込めて、今にもこの辺りに、スコールが降りそうな気配です。

北部ヤンバルの方は、今日は霧がかかって、山には雲がかかっています。

この様子では、とてもここでは泳げそうにないので、諦めてこれから恩納村に帰ります。途中いつもの「焼肉龍苑」に寄ります。

ヤンバルから、また来た道を戻り、名護湾に沿って走っていると、名護湾の海は、鏡のような水面で、風のないベタ凪です。

2013年6月13日(木)

コメントを残す