ヤンバルクイナが走り抜けて行きました。

国頭郡のヤンバルで、ヤンバルクイナを見ました。 第143回沖縄訪問(12)

国頭郡の辺戸岬に向かって、ヤンバルの森林をどんどん北に向かって進んで行くと、車の交通量も減少し、何となく、この辺りでヤンバルクイナが出てきそうな環境になってきました。ヤンバルクイナに遭遇する機会は、これまで、松葉博雄には一度もありませんでした。

とうとう見つけました。ヤンバルクイナです。ヤンバルクイナを見つけました!
大きさは、カラスよりちょっと小さめです。ヤンバルクイナは、常に警戒的態度をとっていて、ゆっくり止まって、こちらを迎え入れてくれるわけではありません。

道と道の間を走り抜けるように過ぎ去っていきます。それはほんの瞬間のような時間です。ヤンバルクイナを写真に、しかも車に乗って写そうと思えば、本当に心構えと、事前準備が必要です。

ヤンバルクイナは飛びません。ヤンバルクイナは、環境省が保護している希少動物です。沖縄に生息するヤシガニは、環境省の保護する希少動物ですが、未だに捕獲され、市場でも売られ、食べられています。

ヤンバルクイナの場合は、皆さんに保護の理念が浸透しています。それでも、車にはねられて、命を亡くすヤンバルクイナが後を絶ちません。道の端から道の端を急いで渡る、横断歩行者のように、ヤンバルクイナは忙しそうに、走り抜けて行きました

しばらく走っていると、もう一回ヤンバルクイナの姿を見ることができました。ラッキーでした。

ヤンバルクイナは、雨上がりの草むらの中に、何か獲物があるようです。立ち止まって草むらの中を、くちばしで何かをついばむような所作をしています。

今日はどうしたことでしょうか。三回ヤンバルクイナの、自然の行動を見ることが出来ました。ツいている時には、良いことが続くというジンクスは、本当のようです。

ヤンバルクイナを見た興奮が冷めない位の時間に、車は次の目標物を発見しました。

楚洲小中学校です。道案内の看板に、「楚洲あさひの丘」、「旧 楚洲小中学校」と表示されています。

最近の沖縄の新聞に、楚洲小中学校の廃校跡を、お年寄りのケアに使っているという報道がありました。これを知っている片山正喜さんは、ここに寄ってみようと、ハンドルを左に切りました。

これは廃校になっていて、今ここでは老人ホームのようなデイサービスをしているということです。

楚洲小中学校は、丘を登ったところにあります。今でも、小中学生が現れそうな、廃校とは思えないような雰囲気です。

廃校になってから、新たな使用目的のために、改装されたのか、きれいな外装になっています。

校舎には、現在校舎を使っている職員の方が何人かおられました。職員の方に、許可をとって、校舎の跡を見せていただきました。お年寄りが車いすで、校舎の屋上に移動できるように、木造のゆるやかなスロープが取り付けられています。

屋上から見る、楚洲の景色です。すぐ近くに海と楚洲の浜辺があり、その奥に楚洲の集落が細長く広がっています。

とても景色のいい景色です。希望すれば、一般の方もこの校舎で宿泊が可能です。

楚洲の景色を見た後は、また辺戸岬の方向に車を進めます。道ばたに楚洲共同店がありました。人気が無く、立ち寄るのはやめました。

楚洲の民家は、昔風の沖縄の造りで、台風を意識した低い造りです。

楚洲の周りを走り抜けて、また広い道路に出て、海岸線に沿って走ります。

いったん峠を越えます。高い所から、先ほどの楚洲の集落を見ると、以前に偶然見つけた、映画「カムイ外伝」のロケ地と、ロケのセットの集落を思い出します。

絶景です。今日の曇りの天気が恨めしく思います。もし晴天であれば、この峠から見る海岸線と海は、素晴らしい輝きがあると思います。

沖縄本島は飛行機から見ても、北に向かって西海岸も東海岸も、長い海岸線を持っています。都市部になるほど、海岸線はコンクリートに覆われていますが、都市部から離れ、ヤンバルに入ると、昔のような手つかずの、コンクリートに覆われていない、美しい海岸が残っています。この先も、自然を残してもらいたいものです。

2013年6月13日(木)

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