ヤンバルクイナが走り抜けて行きました。ヤンバルの森林をどんどん北に向かって進んで行くと、 車の交通量も減少し、何となく、 この辺りでヤンバルクイナが出てきそうな環境になってきました。楚洲小中学校の近くです。

ヤンバルクイナ発見!国頭郡のヤンバルで、ヤンバルクイナを見ました。第143回沖縄訪問(12)

ヤンバルクイナは絶滅危惧種

ヤンバルクイナは希少動物です。

森林伐採、農地開発、林ダム建設による

生息地の破壊や分断、交通事故、

側溝へのの滑落による衰弱死、

人為的に移入されたイヌやノネコ、

フイリマングースなどによる捕食などにより

生息数は減少しています。

増加したハシブトガラス

新たに移入されたタイワンスジオなどによる

影響も懸念されています。

出典 ウィキペディア(Wikipedia)

国頭郡の辺戸岬に向かって、

ヤンバルの森林をどんどん北に向かって進んで行くと、

車の交通量も減少し、何となく、

この辺りでヤンバルクイナが出てきそうな環境になってきました。

ヤンバルクイナに遭遇する機会は、

これまで、一度もありませんでした。

ヤンバルクイナをとうとう見つけれました

とうとう見つけました。ヤンバルクイナです。

ヤンバルクイナを見つけました!

大きさは、カラスよりちょっと小さめです。

ヤンバルクイナは、常に警戒的態度をとっていて、

ゆっくり止まって、

こちらを迎え入れてくれるわけではありません。

道と道の間を走り抜けるように過ぎ去っていきます。

それはほんの瞬間のような時間です。

ヤンバルクイナを写真に、しかも車に乗って写そうと思えば、

本当に心構えと、事前準備が必要です。

ヤンバルクイナは飛べません

ヤンバルクイナは飛びません。

ヤンバルクイナは、

環境省が保護している希少動物です。

沖縄に生息するヤシガニは、

環境省の保護する希少動物ですが、

未だに捕獲され、市場でも売られ、食べられています。

ヤンバルクイナの場合は、

皆さんに保護の理念が浸透しています。

それでも、車にはねられて、

命を亡くすヤンバルクイナが後を絶ちません。

道の端から道の端を急いで渡る、

横断歩行者のように、

ヤンバルクイナは忙しそうに、

走り抜けて行きました

しばらく走っていると、

もう一回ヤンバルクイナの姿を見ることができました。

ラッキーでした。

ヤンバルクイナは雨上がりに出没

ヤンバルクイナは、雨上がりの草むらの中に、

何か獲物があるようです。

立ち止まって草むらの中を、

くちばしで何かをついばむような所作をしています。

ヤンバルクイナを三度も目撃

今日はどうしたことでしょうか。

三回ヤンバルクイナの、

自然の行動を見ることが出来ました。

ツいている時には、

良いことが続くというジンクスは、

本当のようです。

ヤンバルクイナを見た興奮が冷めない位の時間に、

車は次の目標物を発見しました。

楚洲小学校・中学校 跡地

楚洲小中学校です。道案内の看板に、

「楚洲あさひの丘」、

「旧 楚洲小中学校」と表示されています。

最近の沖縄の新聞に、楚洲小中学校の廃校跡を、

お年寄りのケアに使っているという報道がありました。

ここに寄ってみようと、ハンドルを左に切りました。

これは廃校になっていて、

今ここでは老人ホームのような

デイサービスをしているということです。

楚洲小中学校は、丘を登ったところにあります。

今でも、小中学生が現れそうな、

廃校とは思えないような雰囲気です。

廃校になってから、新たな使用目的のために、

改装されたのか、きれいな外装になっています。

校舎には、現在校舎を使っている

職員の方が何人かおられました。

職員の方に、許可をとって、

校舎の跡を見せていただきました。

お年寄りが車いすで、

校舎の屋上に移動できるように、

木造のゆるやかなスロープが取り付けられています。

屋上から見る、楚洲の景色です。

すぐ近くに海と楚洲の浜辺があり、

その奥に楚洲の集落が細長く広がっています。

とても景色のいい景色です。

希望すれば、一般の方もこの校舎で宿泊が可能です。

楚洲の景色を見た後は、

また辺戸岬の方向に車を進めます。

道ばたに楚洲共同店がありました。

人気が無く、立ち寄るのはやめました。

楚洲の民家は、昔風の沖縄の造りで、

台風を意識した低い造りです。

楚洲の周りを走り抜けて、

また広い道路に出て、

海岸線に沿って走ります。

いったん峠を越えます。高い所から、

先ほどの楚洲の集落を見ると、

以前に偶然見つけた、映画「カムイ外伝」のロケ地と、ロケのセットの集落を思い出します。

絶景です。今日の曇りの天気が恨めしく思います。

もし晴天であれば、この峠から見る海岸線と海は、

素晴らしい輝きがあると思います。

沖縄本島は飛行機から見ても、

北に向かって西海岸も東海岸も、

長い海岸線を持っています。

都市部になるほど、

海岸線はコンクリートに覆われていますが、

都市部から離れ、ヤンバルに入ると、

昔のような手つかずの、コンクリートに覆われていない、

美しい海岸が残っています。

この先も、自然を残してもらいたいものです。

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2013年6月13日(木)


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