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兵庫県三田市小柿の小西観光園で松葉博雄の家族は渓流で鮎捕りをしました
〜過ぎ去りし、夏の日の思い出〜

いつの時だったか、まだ子供たちが小学生の頃、8月の真っ盛りになると、水に浸かりたくなり、涼を求めて川遊びに行きました。

六甲山を超え、三田の山懐に包まれた清流の流れる地区があります。ここにサラリーマン生活を捨てて、自分の理想郷を求めて川を拓き、釣り橋をかけ、傾斜地に観光施設を作った人がいます。その名は「小西観光園」です。

偶然ドライブの途中で見つけた理想郷ですが、夏になると例年訪れています。

ここでは、鮎を川に放ち、区切りをつけ、鮎が一定の範囲内にいるようにしています。

その川の中に、更に難易度を設け、子供でも鮎が捕れるところ、やや中級レベル、かなり難しい地域に分けて、鮎を放しています。

水中マスクを顔に、竹の先に毛バリをつけ、岩と岩の間に潜んでいる鮎をそっと覗いて、毛バリで釣り上げます。

鮎も必死で逃げ、獲る方もこっそり近づこうと努力をします。これでも獲れないときは予め囲っている鮎を買います。これを串に挿し、七輪で炭火で塩焼きにします。

谷合の山と山の間の檜林の中で、一時の川遊びをして、陽が当たった背中に少しヒリヒリとした日焼けを感じてビールをいただきます。

近場ですが、別荘にいるようなくつろいだ1日を過ごすことが出来ました。

親父の天下は長くは続かないようで、もう子供たちはすっかり大人になり、今となっては声をかけてもついて来るわけも無く、「あの頃は良かったなぁ」と思いながら、過ぎ去りし夏の日の思い出に、写真をしばらく見ては思い出にふけっていました。2004年盛夏。