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松葉博雄の家族・家庭

松葉博雄の結婚25周年記念ハワイ旅行 その5
〜マウイ島カパルア・ベイ・ホテルのレストランでディナーと思っていたのに・・・〜

6月21日、3泊4日の結婚25周年の私と奥さんのマウイ島旅行はそろそろ終わりになります。今夜はマウイ島の最後の日であり、これまで25周年の正式なお祝いを二人でしていないので、ひとつ私の招待でビーチの岬にあるレストランに二人で行くことにしました。

この写真に見える右の上の段にある屋根がそのレストランです。

マウイ島カパルア・ベイ・ホテルのレストランうんと豪華なディナーを注文しワインなども飲みながら南太平洋の夕日をゆっくり満喫しようと思っています。

先ほどの結婚式も何組か見たので、私たちも25年前のことも話題になると思います。

湾のようになっているので、岬のレストランまではビーチを風に吹かれてそぞろ歩きをしていきました。

お金はあまり持ちあわせがありませんでしたが、ルームキーがあるので、この部屋に支払いを回してもらえば財布は心配ないと思っていました。


歩いてお店の近くまで行き、石段造りの階段を上っていくと、玄関周りのアプローチには芝生が広がり、少し見晴らしのよい広場のようになっていました。

このお店に入る前に南太平洋の美しい海原と椰子の木陰が風に舞う緑の島と、白い珊瑚の砂浜に波が打ち寄せる景色をしばらくは感動しながら、見ていました。

マウイ島カパルア・ベイ・ホテルのレストラン

なんという素晴らしい場所なんでしょうか。洗練されたリゾート、世界の憧れのリゾート、その真っ只中に私たち二人が今これから記念に残るディナーが始まろうとしているのです。

お店の中に入ってみると、かなり広いお店で、造りは木目調のやわらかい木の持つ雰囲気をかもし出し、やや濃い落ち着いた色調でした。

お客はまだ誰もいないようで、テーブルの中央にはこれからひとつひとつのテーブルランプの蝋燭にボーイさんが火をつけて開店の準備を始めていました。

窓の外には鉄の籠で作ったバスケットに薪を積み、これからの夜にかがり火を焚く準備をしていました。少し早く来すぎたように思いました。


カウンターでしばらく待っていると、蝶ネクタイをしたマネージャーが「いらっしゃいませ」と近づいてきました。しかし、私の散歩スタイルが分かると、「誠に申し訳ありませんが、半ズボンでは、お店に入っていただくことはできませんので、ズボンを着用してもう一度出直してください」というような意味のことを英語で言われました。

マウイ島カパルア・ベイ・ホテルのレストラン困ってしまいます。やはり格式が高いんです。リゾートと思って甘く見たのが悪かったのです。奥さんの手前、今夜のディナーを招待した手前、松葉博雄は大変窮地に陥っています。もう一度出直そうか…?とも思いました。

しかし、状況は変わってきます。それは奥さんが「そんなうるさいとこなら、もういいわ」という意味のことを日本語で言ってくれました。

なるほど、格式が高いということは、マナーも要求されることでもあり、記念すべきディナーがマナーでがんじがらめに拘束されることをいやがっているのかもしれません。

即、妥協しました。「そや、そんなうるさいとこなら、もうええわ。もっとリラックスできるとこ、行こ」ということになりました。これが、結婚前の交際中の頃で、お互いを結婚相手として観察中の頃であれば、松葉博雄が取るべき態度を、じっくりと見て、評価を受けることになります。ああよかったです。お互いに相手を結婚相手として評価する時代はもう終わり、気が楽なほうをお互いに選べるのです。

お店を残念ながら、振り返りながら階段を下りて、どこに行って今夜のディナーをとろうかと相談しながらホテルの周りをぶらぶらしてみました。結局、なんだか記念ディナーとはいえないような普通のファーストフードのお店に入って、普通のメニューを注文し、普通のように普通のマナーでディナーが終わりました。

普通のファーストフード

今夜のこのことに、何か反省をし、今後に生かす教訓を得るとすれば、

1.準備をし、調査をし、計画的に行動する

2.非日常性を求めるには、日常の段階から何をしたいのかを考えておく

3.どうしてもしたいことは、あきらめないで再度挑戦する

4.なかなかハイソサエティーに入ることは難しい、息も苦しい

5.中道が一番いい、無理をしないで普通のようにするほうがいい

ということに食事中、話しは決まりました。

マウイ島最後の夜

このようにして、マウイ島最後の夜はゆっくりと、静かにふけていきました。