松葉博雄の社長研究室
松葉博雄のインド巡礼記
出発(機内編):インド巡礼記 第3話
■20時20分、香港空港着
およそ4時間のフライトで、飛行機はネオンの輝く街、香港に近づいてきました。香港の空港は海に面し、進入路に入っていき高度を下げていくにしたがい、街の明かりがいっそう美しく輝いて見えます。
今、下界では今日もいつもの香港のような生活があり、人はみなそれぞれ活躍をしているかと思うと不思議な感じがします。
今回は真理を求める旅でもあり、幼い子供たちは奥さんに預けているので、家族に対してやや申し訳ない気持ちも少しあります。この埋め合わせには何がいいのでしょうか。
真理が求められた暁には、いつか奥さんを連れて、そこそこの自由なお金を持って、バッグや靴、化粧品、アクセサリーなどのショッピングに連れてきてあげたいと思います。
おいしい海鮮料理やホテルでのディナーショーを見て、お土産いっぱい買い物できたら、きっと奥さんも留守番の不満も忘れて大満足になると思います。
香港のトランジット検査は厳しくて大変でした。伊丹を出るときに十分ハイジャック予防検査を受けたにも関わらず、また香港でも厳しい検査が待っています。
以前、強いレントゲン検査を受けたためカメラのフィルムが感応し写真がダメになったことがありました。
さっきまで機内にいて、機内でハイジャックができるような何かを調達できるわけでもないのに、厳しく調べられ、バックの中まで開けられました。もちろんこれは航空会社の安全予防のためです。
ロビーを通り、免税店の並ぶお店を見て回りました。飛行場というのは買い物くらいしか勧めていないのでしょうか。時間をつぶす仕組みは買い物が中心のようです。
でも、少しの間でしたが、免税店で買い物ができました。これからの旅行の寝酒用にお酒を用意しておきました。
再び機内に入り、シートベルトを締めて離陸体勢になりました。しばらくするとまた機内サービスが始まりました。
お酒のサービスがあったので何にしようかと少し迷い、ウイスキーをお願いしました。飛行機の中では、気圧の関係でアルコールが体にすぐに回り、酔いが早いという噂を聞いたことがあります。
これだと、安くて早くいい気分になれるということでしょうか。
普段はビールをいただくのですが、今日は国際線なので、少し気取ってウイスキーを注文してしまいました。
スコッチウイスキーをスチュワーデスさんに頼んで、ウンウンこれは旨い!と隣の二人に聞いて欲しいようなポーズをとって飲んでいました。
ところがウイスキーを飲むと、スチュワーデスさんがやってきて、タダだと思っていたウイスキーのお金をすぐに集め始めました。
私は当然タダと思っていたのですが、1ドル請求されました。やはり国際線だなあと納得してしまいます。意見があれば言ってもいいのですが、その場合は是非、英語でやってください、と思うと、やはり黙っておこうと1ドル払いました。
しばらくすると喉も潤ったので、次に食事になりました。
スチュワーデスさんがメニューを早口で並べ、その中でWhich do you like〜?と言うのですが、何を言っているかわからないまま、幾分強く勧める方を主体性もなく選んでしまいました。
選んだからには自己責任なので、おいしくなくとも「あんたが選んだんやから、私は知らないもんね」と言わんばかりの薄ら笑いでスチュワーデスさんはトレーを渡してくれました。
トレーに乗ってテーブルに届いた料理は、インドカレーのかかった洋食でした。お米はパサパサとして日本米のような粘り気はありませんでした。しばらく食べて思ったことが、やはりあの時にもっと鋭く、どちらがおいしいのかメニューを検討すべきだったと反省しながら食べています。
このあとしばらくは食後の休憩となり、機内の明かりも消えて寝る時間となりました。
皆さん、おとなしくなり少しイビキも聞こえる中で私もウトウトと寝込んでしまいました。気圧の低い中でアルコールが効いたのでしょうか…。
■日本時間深夜12時。バンコック空港着。
ここでは機内にいたまま1時間後の出発までの待機の時間になります。
バンコックは今、日本との時差が2時間遅れの夜10時です。気温は26度、きっと外は真夏のような暑さです。
カルカッタまではここからあと3時間半との機内アナウンスがありました。このままもう少し眠ることにしました。