兵庫県御津町の室津のロマンと味
〜お夏清十郎の恋物語と室津の生かき、「きむらや」の焼きアナゴ〜
2006年3月30日は港町に行き着くロマンと伝説を訪ね、近場ながらも、兵庫県たつの市御津町の室津に行きます。
ロマンと言うのは、「お夏清十郎の恋の物語」です。井原西鶴と近松門左衛門によって紹介された、この恋の物語は悲しい結果となりました。
室津出身の清十郎は、奉公先のお夏と相思相愛になったものの、
姫路の米問屋但馬屋九左衛門は二人の仲を許さず、清十郎は濡れ衣を着せられ、とうとう25歳の若さで刑場の露と消えてしました。
お夏は嘆き悲しみ、街をさまよい半狂乱になりました。いつの時代も悲しい恋の物語りはあるようです。近松門左衛門や井原西鶴の手に掛ると、もう、悲しさは10倍100倍にまで広がり、後世に残るほどの悲しい恋の物語になっています。
悲しい恋の物語は何かな?と考えてみると、ロミオとジュリエットは身内の反対、お夏と清十郎は身分の差、道ならぬ恋、お金にまつわる恋物語など、世の中には思い通りにならない恋物語が沢山あるようです。
昔でなくてよかったね、と奥さんと話しながら今日はどこの温泉に入ろうか思案しながら、車を走らせていると、良さげなお店を見つけ車を駐車場に入れました。
ところが旅館の中をのぞいてみると人気も無く、改装も無く、ちょっとこれでは見送りさせてもらいました。そういうことで最初の割烹旅館を辞めて、別の所にしました。
少し曇ってますが、日も照ることがあって春らしい季節です。播磨灘の向こうには家島諸島は見え、石切場で石を砕石しているのか、岩肌までも御津町から見えます。
室津に近づくと、美味しそうなお店がいくつか見えてきました。色々見た中でここがいいのではないかと思ったので「きむらや」さんのところに行ってお昼をいただきました。
「きむらや」さんのアナゴは絶品でした。「きむらや」さんのオーナーは京都の吉兆に15年間修行に行って和食を学んだということです。
まず、アナゴを生から焼き、たれを漬けては裏返し、ボーボー焼いて焦げないように、又、たれを漬けて均等に焼き上げ、出来上がった蒲焼は、根性のあるバリバリの皮が歯ごたえ感じさせるすばらしい味でした。
「きむらや」さんでお昼をいただいた後は、すぐ傍にある、室津漁港に降りる道を伝わって漁港に車で降りて行きました。そこには、なんと、今日と明日が今年のシーズンの最後となる生かきの販売所がありました。
生かきは、以前赤穂の坂越のかきを紹介しましたが、御津町室津のかきも、シーズンの終わりのせいか、かきの殻から取り出されたかきは、触れば身が震えるようなプリンプリンとした弾力と、張りがありました。
今日は思わぬ失敗がありました。デジカメの電池の替えが無くて、仕方が無いので携帯電話で写した写真は、上のようにまるっきりピンボケでせっかく美味しい生かきをご紹介するつもりが、ボケてしまってごめんなさい。
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