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牡蠣(カキ)のカキ殻はどうなるの:赤穂市坂越のカキ その3〜カモメの賢い行動〜


2005年11月17日。

お腹がいっぱいになったので、少し時間をおいてから、カキの工場に行きました。

カキの工場に行って、いろいろカキのことについて尋ねて、少し知識がついたので、ちょっとご紹介します。


ここに海から揚がっているカキは、カキを海から揚げるとすぐ食べれるのではなくて、 途中、一度カキの殻についた付着物をヘラで取ります。

カキの殻に付着物がついたままにしていると、成長を妨げることになります。

そこで、収穫の一ヶ月前に一度、工場に運び込んで、手作業で一つ一つ付着物を除去して、そして、もう一回カゴに入れ、海に沈めます。

 

不思議なのは、カキを海から一時的に引き揚げ、水の無い状態に、かごの中に一日中置いていても、カキは水中での呼吸ができなくなっても死なないのです。水に浸けていなくても死なないのが不思議でした。

1か月ほどしたら、今度は出荷用に本格的に海から引き揚げ、カキを殻から取り出します。

どんどんたくさんの、殻がでてきます。この殻はベルトコンベアに乗せられて、船に乗せられます。

このカキの殻が集まったところに、カモメが集まって来て、ちょっとでも残っていそうなカキ殻をついばんでいます。


このカキ殻の行く先は、どこに行くのかと尋ねてみました。

沖の船に集められて、岡山県の方に送られて、カキ殻は焼かれて、そして肥料になります。

このように、カキは身も殻も捨てるところがないようで、ほんのわずかに残った身でさえも、カモメがついばんで、捨てるところはありません。



この坂越の海の駅の近くに、イルカを飼っているイケスがあります。

今日はあいにくとイルカの見学はお休みでした。


 

 


カモメが沢山寄ってきています。 貝殻に残った身を食べようとしてやってきています。よく観察してみると、カモメはじっとこちらの方を見ています。

 カモメは、人が近づくと、ちょっと沖に離れて、人が通り過ぎるのを待ちます。 人がいなくなると、またカモメはカキに寄って来ます。これの繰り返しです。

カモメのことを気になり、ちょっと調べてみました。カモメは渡り鳥で、冬になると日本の沿岸に飛んできます。

夏には、カモメは冬のカモメとは毛替えをして、外見が違うようです。夏のカモメは、頭が茶色で、冬のカモメは、ほとんど白色です。

カモメは、日本では、冬に飛んでくるので、夏の巣を作る状態は見られませんが、初夏に卵を産み、雛を育て、そして秋には、カモメは日本に飛んできます。


カモメだけを見ているのではありません。沖の防波堤では、沢山の人が魚を釣っています。

 だいたい中高年のおじさん、おばさんで、平日ですから、多分お仕事がないのかなと思います。

双眼鏡を車に置いているので、双眼鏡で防波堤のおじさんを見てみると、なんとおじさんではなく、おばさんでした。

おばさんはさびき釣りで、イワシでも釣っているのか、どんどん小魚が釣りあがり、連れのおばさんと嬉しそうに連れた魚を袋に入れていました。きっと、今夜の晩御飯にするつもりだと思います。

坂越の海には、どうしてカキが育つのでしょう。
それは、周りの山から栄養分が運ばれるからです。


 

木の葉が堆積し、これが分解されて、栄養になって、川に流れ込み、そして海に入ってきます。

このような循環があってこそ、坂越の海にカキが出来る事になります。このように、カモメも大陸から日本へ、海の栄養も山の森から海へと、自然はいつも循環をして、絶え間ない波動を繰り返していることを、今日の坂越で学びました。