[三国志の曹操の梅にまつわる二題、「青梅、渇を癒す」「青梅、酒を煮て、英雄を論ず」]
梅雨に入ると、梅酒の漬け込み時期が来たことを思い出します。2004年6月、今年も梅酒作りの季節がやってきました。
日本の人と風土が育み、親しまれてきた梅酒。梅酒のこの季節が、伝統の梅酒作りシーズンです。
今日は、梅狩りにはぴったりのお天気なので、淡路の庭の、青梅を収穫に行きました。途中、明石海峡を渡った岩屋側で、眺望の素晴らしさに魅入られました。
岩屋側から明石海峡大橋を見たところ
明石海峡大橋を支えるケーブルと明石海峡公園前の椰子の樹 並木
2月に咲いていた庭の梅は、見事な梅の実の出来映えでした。
梅といえば、三国志の曹操の梅にまつわる二題、を思い出します。
一つは、「青梅、渇を癒す」の話です。
曹操が張繍征伐に出向いた時、炎暑の中で行軍中、水もなく兵は渇きに苦しみました。
その時、曹操はとっさに、「この先に行けば、小梅の熟した梅林がある」、と偽って進むうちに、兵は皆、口の中に唾が溜まり、喉の渇きを癒すことができた、という古事を思い出します。
もう一つは、「青梅、酒を煮て、英雄を論ず」の話です。
曹操と、劉備玄徳が、梅園で、梅の実を肴に、天下の英雄を論じた時の話です。
曹操は玄徳の人物を推し量ろうと、真の英雄とは誰か、という議論を玄徳に挑みます。
玄徳は、当時曹操に囲われの身であった為、偽って自分を小さく見せることで、曹操に殺されないように用心しています。
この時、一時、雷が突然、鳴り響き、玄徳は雷に怯えた様子をとり、机の下へ潜り込みます。
震え、雷をいかにも恐がっている小心者を装います。
曹操はこの様子を見て安心し、その後、玄徳を「雷怯子」と甘く見てしまいます。
庭の梅の木は、私より高いところに梅をつけています。どうしたら梅の実を傷つけないように採ろうかと、少し考えてみました。
考えついたのは、魚を獲るヤスを使い、傘を開いて下で受けるという方法です。
これだと幅広くキャッチでき、着地時のダメージは少なくなります。高いところの実は、ヤスの先が三つに割れていることを利用して、挟み採ります。なかなか上手く行きました。さらに地面には布団を敷きました。
大粒の、豊よかな、張りのある青梅がかなりたくさん収穫できました。
甘酸っぱい香りを放ち、曹操の「青梅、渇を癒す」の古事のように、喉から唾が沸くようです。
日も傾き始め、梅の実の収穫を終わり、急ぎ帰宅をして、青梅で梅酒作りにとりかかります。
梅酒作りにつきましては、続報とさせていただきます。
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