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松葉博雄の交友録
「ジャズ酒場 バー ローハイド

2004年12月の初頭、例年にない暖かい冬のはじまりの中で、大学院の小西ゼミが終わり、二次会での居酒屋での自由闊達な意見交換の後、さらに議論を尽くすべく2次会にどこに行くのかと考えて、今夜はおじさん達の若い頃の時代に戻れる古いジャズを専門に流しているお店に行くことにしました。

一緒に行ったのはいつも仲良くして頂いている前さんです。前さんは中橋ゼミで、小西ゼミの私とはゼミが違いますが、なんとなくよく話しが合いゼミを超えて色々と人生相談を聞いてもらっています。
前さんは経営戦略を商大の大学院で学びました。そこで、今夜は戦略論について意見交換を行いました。平たく言えば今後どのように人生を送るか、というようなおじさん同士の話です。

ここは昔のLP(レコード)をたくさん所蔵し、お客様のリクエストがあればレコードからマスターが選び出し、アナログで音を流して聴かせてくれます。ルイアムストロングもあれば、ジョンコールドレインもあります。なぜかエルビスプレスリーのハワイアンのジャケットも目につきました。

ローハイドは、昔のテレビの番組の中に西部開拓時代にほろ馬車に乗って西へ西へと開拓が進んでいく時代背景にしたテレビ番組でした。


なんとなく周りのおじさん達の会話が聞こえてきました。どこかのおじさん達の6,7人ぐらいのグループの会話でした。それがなんとまぁ、マーケティングがどうのこうのと言っているじゃありませんか。このマーケティングという言葉にすぐに私の耳は反応し、つい人の話に聞き耳を立ててしまいました。

ところが、私が聞き耳を立てていると不思議なことに相手のグループもぴったりとマーケティングという用語を使うことを止めてしまいました。どうして分かったのか、不思議に思いました。

一緒に飲んでいる友だちにも目配せをしてマーケティングの話をしていることを伝えたのがまずかったのでしょうか。気になるのはこの6,7人のグループはビジネス界の人なのか、あるいはマーケティングを研究している研究者のグループなのか、突き止められないまま終わったことでした。


夜がふけるに従って、入ってきた時はいっぱいだったお店のお客様は、少しずつ帰っていきました。

私は今夜はバーボンのウイスキーにすることにして、ジャックダニエルのシングルを水割りにして冷たいバーボンのドライな喉越しの食感を楽しみました。

昔、聴いたことがある懐かしい曲や、口ずさんだことのある曲を聴くことが、その時代に戻れるようで心が落ち着きます。今のアップテンポの単調な音楽も私にはついていけなくても、今の若い人たちがおじさんやおばさんになった頃はきっとナツメロになるのでしょう。

そろそろ帰る時間もあり、勘定を済ませて外に出た頃は、街の人通りもすっかり少なくなり、日付も変わる頃になっていました。
国際会館前

フラワーロード
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