コンタクトレンズ業界 VS 携帯電話(スマホ スマートフォン)

兵庫県立西宮高等学校 国際経済科での講演 コンタクトレンズ業界 VS 携帯電話(スマホ スマートフォン)の、テーマで講義をしました。

コンタクトレンズ業界 VS 携帯電話 

移動電話とコンタクトレンズは、

深い所で繋がっています。

それは情報の伝播力です。

体験した情報は一瞬のうちに

移動電話を通じて伝わります。

購入方法にも、大きな変化がおきています。

スマホで、通販を利用すれば

リアル店舗、眼科での購入から

チャネルが変わってきています。

その結果、コンタクトレンズユーザーの

医療性への関心は希薄になりそうです。

コンタクトレンズの主流は、

使い捨てコンタクトレンズになっています。

使い捨てコンタクトレンズは、

使用期間が定められています。

しかし、使用期間を守るかどうかは、

装用者の判断に任されています。

携帯電話 移動電話が普及してくると、

日常の生活習慣までも、

携帯電話で一瞬に広がっていきます。

コンタクトレンズの安い買い方や、

高度医療機器として扱っていない購入方法なども、

友達同士のささやきで広がっていきます。

この、情報の伝播力の強さに乗って、

使い捨てコンタクトレンズの使用節約の、

良くない情報も広がっていきます。

ワンデータイプは、1日で使い捨てる。

2ウィークタイプは、2週間で使い捨てる。

定期的な眼科検査を受診して、眼障害を予防する。

これが、使い捨てコンタクトレンズが、

厚生労働省から販売許可を得た、正式な基準です。

ところが、使用節約をする人が、

自覚症状が無ければ、他人にまで、

使用節約を携帯電話で話すようになりました。

カラーコンタクトでは、

服の貸し借りの感覚で、

レンズを貸し借りする例さえあります。

移動電話 携帯電話が普及するに連れて、

使い捨てコンタクトレンズの使用節約が

どんどん広がって、

その結果、使い捨てコンタクトレンズ誤使用による

眼障害が全国的に起きています。

携帯電話の普及と、眼障害の増加には、

相関関係があるのです。

このような現象を、資料を使って、

高校生に分かり易いように講義しました。

2003年3月12日

~要旨~

1.コンタクトレンズの歴史、基礎知識、商品特性、製造方法
2.コンタクトレンズの分類、長所・短所、市場規模
3.装用者は顧客か患者か
4.使い捨てレンズの普及と問題点
5.眼障害の多発と予防
6.携帯電話の普及と障害との関連

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