田舎に泊まろう 東さぬき市の農家に泊まる

田舎に泊まろう 東さぬき市の農家に泊まる 東さぬき市 農家訪問 水田と畑を見ます。

田舎に泊まろう 東さぬき市の農家に泊まる

お盆休みを利用して、以前から、遊びに来てください、とお招きを受けていた、四国の香川県東讃岐市の知人のお家に、奥さんと一緒に泊まりに行きます。

テレビの人気番組に、「田舎に泊まろう」という番組があります。

突然、予約も無く、地方の村に行き、民家にお願いして、一晩泊めてもらうには、交渉力が必要です。

摩耶山 天上寺

でもあれは、後に、巨大なメディアがついているから可能で、テレビカメラとスタッフがいなくて、タレントさんだけで果たして泊めてもらえるか、疑問が残ります。

さらに、田舎に泊まって、何を学ぶかが問題です。

農家だって、本業は農業で仕事をしているのですから、好奇心だけで泊めてください、つまり、現代の農家が抱える問題を、ちゃんと理解することが、問題意識なのです。

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こんなことを考えながら、果たして松葉博雄は、現代の農家が抱える諸問題を理解することができるでしょうか。

頼りとなるのは、一緒に行く奥さんの的確なアドバイスです。

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2010年のお盆は、民主党に政権が代わり、マニフェストに掲げてあった、高速道路の無料化ないし、定額化の社会実験が行なわれます。

ひょっとすると、土日は大渋滞が予想されています。

今日は木曜日、社会実験が無い日なので、安心していながらも、渋滞に備えて、ちゃんと朝早く出ています。

朝6時には家を出たので、今朝の朝ご飯は、明石大橋を通過した淡路サービスエリアで、鯛塩ラーメン(680円)をいただきました。

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7時30分ごろ、次の休憩地、鳴門大橋の手前の「淡路島南パーキングエリア」を目指します。

時々、車を降りて、バレリーナのように、足を上げて、腰の筋肉が硬直するのを防ぐ、腰痛予防対策を行ないます。

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心配した交通渋滞は、ほとんどありません。

したがって、腰痛対策は、省略して、一気に鳴門海峡にかかる高速道路を突っ走ります。

鳴門の渦が見える、絶景を、脇目もふらず突っ走るのは、もったいないのですが、駐停車禁止になっているので、やむを得ません。

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鳴門市に入ると、高松自動車道を選びます。

神戸の郊外を走っている風景と、四国に渡った香川県の風景は、何が違うのか、奥さんに尋ねてみました。

奥さんの印象では、所々やしの木が高く伸びていることをあげていました。確かに、六甲山の登り口や、西区北区の道路を走っていて、やしの木が続いている景色はありません。

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今日の、松葉博雄の場合の、「田舎に泊まろう」は、香川県東讃岐市の、冨田さん宅です。

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玄関に続く坂道を上がると、中庭があって、中庭には水鉢が何面か並んでいて、水鉢には、睡蓮が茂り、白いメダカが顔を出して、いらっしゃいませと挨拶をしてくれています。

ワンちゃんの名前は、モモちゃんです。

モモちゃんは、人間の年齢に例えて言えば、もう100歳だそうです。

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冨田さんのお家に上がると、まずは一杯とビールを勧めていただき、ビールと一緒に枝豆とエビの天ぷらを勧めていただきました。

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枝豆は、冨田さんの畑でできた豆を使った枝豆です。

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ぜんざいも用意してくれていました。あずきは、冨田さんの畑でできたあずきです。

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ほとんどの野菜類は、自家製で、できた野菜を近所同士で交換すれば、買うものが無いほど、野菜は集まります。

ビールを飲みながら、農業の話に移ったので、実際に畑やたんぼを見たくなり、冨田さんにお願いして、たんぼに連れて行ってもらいました。

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2010年は、日照りが続いて、酷暑の連続なので、田んぼの稲にとって見ると、とても良い環境になっています。

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そろそろ、穂が実り、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」の通りに、穂が頭を垂れています。

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注意して見ると、畑の隅には、田んぼに使った農薬のデータを示す、カードが棒杭につけられています。

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水田の隣には、野菜畑があり、トマト、なす、きゅうり、かぼちゃ、あずきなど、仏壇用には、小菊、葉鶏頭などの花を植えています。

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熟れた頃、やってくるのはカラスです。

カラス対策には、細い糸を、幾重にも、支柱に巻きつけて、カラスが近づけば、糸に足が絡まるように、ネットワークを張っています。

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一段と立派なナスの実がありました。

なんだろかなと尋ねてみると、種取用のナスだそうです。

収穫しないで、完熟するまで、置いておくそうです。

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畑の周りには、水田があり、水田の周りには水路が走り、水位を上げるように、間仕切り板を挟めば、水田には水が入ってきます。

畑にも、水田から水を流しいれることができます。

しかし、水をたくさん入れると、こんどは足元がぬかるんで、農作業には、足が重くなって、水を入れる頃合を図る必要があります。

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まとめ

一時、農薬がたくさん使われている時には、川の水には、魚が泳ぐ姿も見えず、魚を捕りにくる水鳥の姿も無く、環境の悪循環が続いていました。

今は、下水道も整備され、農薬の量も減り、ゴイサギやシロサギが、川の葦の影に、見え隠れします。

川には、大きな鯉が泳ぎ、昔のように、すぐに捕まえて食べるようなことはありません。自然は、生態系の中で共存しています。

 

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2010年8月11日(水)