立春大吉  立春の前日は節分です。節分の翌日は立春です。

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立春大吉 お雑煮で立春大吉の祝膳が出来ました。立春とは季節が冬から春になったその日を指すことのようです。立春の前日は、節分でした。グルメブログ

立春大吉   立春です。心春の如し 

立春を迎えた頃から気温の底はピークを過ぎ、

徐々に春めいた気温や天気に変わっていきます。

日差しはなんとなく明るくなったように感じ、

陽が沈む時間も遅くなっていました。

枯れた野山に新しい芽が吹きはじめ、

自然が蘇る感じです。

立春はこれから本格的な春がやってくるための始まりのようです。

立春とは季節が冬から春になったその日を指すことのようです。

立春の前日は、節分でした。

節分には厄を払うために豆まきを行いました。

自然界が新しい一年を迎える立春の日には、

その一年がいい年であるようにと願いを込めて

「立春大吉」と言う言葉を掲げるのが習わしです。

立春は旧暦では一年の始まりとされていた日です。

立春と正月

梅の花

古来から、先人たちは自然の景色の変化に接して、

季節の移り変りを把握する

「自然暦」が生活に溶け込んでいました。

中国から二十四節気が伝えられると、

冬至が年の分割の起点と考えるようになりました。

ライトアップされた梅の花

そして、立春を一年の初めとして

暦が作成されるようになりました。

明治時代に太陽暦が行われるまでは、

立春は正月とほぼ同じ頃に重なっていました。

その名残から、現代でも正月に

「早春」や「新春」と言っています。

立春の祝い膳

自宅では立春の日、何を思ったのか、

奧さんはお餅を焼いてお雑煮を作り始めました。

お雑煮の中に入っている食材は、

えび、しいたけ、ブリ、ほうれん草、焼き穴子、

柚子などが入っているので、

このすまし汁だけでもとても美味しい味です。

このお餅は次女が高校生の頃、

お世話になった寮の先生から頂いた岡山のお餅です。

臼でついた餅なので、コシの強い、

しっかりとした歯ごたえでした。

お雑煮のお餅は何個にしましょうか

奧さんから私に、お雑煮の餅は煮た方がいいのか、

焼いた方が良いのか、どちらにしましょうか?

と質問がありました。少し迷って焼いた方を選びました。

お餅は焼くと焦げ目が出来て、

匂いもついて美味しくなるからです。

お餅は何個にしましょうか?と尋ねられると、

沢山食べるとお腹に肉がつくので2つにお願いしました。

穴子は、淡路島で買った焼き穴子です。

冷凍しておくと、一月くらいは保存できます。

砂糖醤油をつけて、漬け焼きをした穴子なので、

解凍して加熱しても、また甘ったるい

醤油の匂いが部屋に広がりました。

穴子を入れると、出汁の味が良くなるので、

お雑煮には欠かせません。

お雑煮の中には

奧さんの好きなのは黒豆です。

黒豆はご近所の料理の先生がご自分で炊いて作った、

自家製の黒豆です。

私は伝統的に黒豆は食べないので、

頂いた黒豆はほぼ全部奧さんが頂いていました。

ほうれん草を頂いたのも、

黒豆と同じ料理の先生からです。

この方は、趣味の菜園を少し離れた場所でしていて、

季節毎の野菜や果物を頂いています。

ほうれん草はもちろん生で頂いたものです。

それを茹でて、お雑煮に使うほうれん草と、

いりごまと醤油をかけて食べる、

ほうれん草のおひたしにして頂きました。

焼いたお餅は、期待通り外側に焦げ目がついていました。

焦げ目のついたお餅は焼いたとき膨張しているので、

元の形にすっかり崩れて、大きく膨らんでいます。

焦げ目のついたお餅は焼くと膨張するので、

元の形からはすっかり崩れて、大きく膨らんでいます。

膨らんだお餅の外側は薄くなって、

焦げ目のところを食べると、

まるでおかきを焼いたように、

歯ごたえがあって、美味しく頂けます。

立春大吉は気持ちの上ではおめでたいので、

壽の書かれているお箸を使って頂きます。

わが社の主婦の社員から頂いた、

まるでおせち料理のような料理もあるので、

これも一緒に頂きました。

沢山の品数をそれぞれ別の味で焚きしめていて、

とても美味しい煮染めでした。

これだけ頂くと、もうお腹はいっぱいで、

今年二回目のお正月料理を食べたようです。

最後は、デザートの苺です。

この苺は、冬なのによく熟れて、甘い苺でした。

立春のお祝いのまとめ

奧さんと二人だけで落ち着いた静かな晩ご飯でした。

子育てや、仕事に追われていた、今よりは若かった時には、

立春大吉の祝い膳はしていなかったように記憶しています。

子供たちも家をでて、奥さんと私の二人だけになると、

季節を祝う気持ちも食べ物の中に現れ来ています。

父・母や祖父・祖母の時代には、

当たり前のようにしていた

季節のお祝いを立春大吉の日にできて、

日本の伝統文化が蘇ってようで、佳き日となりました。

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