グルメブログ 立春大吉 お雑煮で祝う
投稿No:8082
グルメブログ お雑煮で立春大吉の祝膳が出来ました。
立春です。心春の如し グルメブログ
立春を迎えた頃から気温の底はピークを過ぎ、徐々に春めいた気温や天気に変わっていきます。
日差しはなんとなく明るくなったように感じ、陽が沈む時間も遅くなっていました。
枯れた野山に新しい芽が吹きはじめ、自然が蘇る感じです。
立春はこれから本格的な春がやってくるための始まりのようです。
立春とは季節が冬から春になったその日を指すことのようです。
立春の前日は、節分でした。節分には厄を払うために豆まきを行いました。
自然界が新しい一年を迎える立春の日には、その一年がいい年であるようにと願いを込めて「立春大吉」と言う言葉を掲げるのが習わしです。
立春は旧暦では一年の始まりとされていた日です。
立春と正月
古来から、先人たちは自然の景色の変化に接して、季節の移り変りを把握する「自然暦」が生活に溶け込んでいました。
中国から二十四節気が伝えられると、冬至が年の分割の起点と考えるようになりました。
そして、立春を一年の初めとして暦が作成されるようになりました。
明治時代に太陽暦が行われるまでは、立春は正月とほぼ同じ頃に重なっていました。その名残から、現代でも正月に「早春」や「新春」と言っています。
立春の祝い膳
自宅では立春の日、何を思ったのか、奧さんはお餅を焼いてお雑煮を作り始めました。
お雑煮の中に入っている食材は、えび、しいたけ、ブリ、ほうれん草、焼き穴子、柚子などが入っているので、このすまし汁だけでもとても美味しい味です。
このお餅は次女が高校生の頃、お世話になった寮の先生から頂いた岡山のお餅です。
臼でついた餅なので、コシの強い、しっかりとした歯ごたえでした。
お雑煮のお餅は何個にしましょうか
奧さんから私に、お雑煮の餅は煮た方がいいのか、焼いた方が良いのか、どちらにしましょうか?と質問がありました。少し迷って焼いた方を選びました。
お餅は焼くと焦げ目が出来て、匂いもついて美味しくなるからです。
お餅は何個にしましょうか?と尋ねられると、沢山食べるとお腹に肉がつくので2つにお願いしました。
穴子は、淡路島で買った焼き穴子です。
冷凍しておくと、一月くらいは保存できます。
砂糖醤油をつけて、漬け焼きをした穴子なので、解凍して加熱しても、また甘ったるい醤油の匂いが部屋に広がりました。
穴子を入れると、出汁の味が良くなるので、お雑煮には欠かせません。
お雑煮の中には
奧さんの好きなのは黒豆です。
黒豆はご近所の料理の先生がご自分で炊いて作った、自家製の黒豆です。
私は伝統的に黒豆は食べないので、頂いた黒豆はほぼ全部奧さんが頂いていました。
ほうれん草を頂いたのも、黒豆と同じ料理の先生からです。
この方は、趣味の菜園を少し離れた場所でしていて、季節毎の野菜や果物を頂いています。
ほうれん草はもちろん生で頂いたものです。
それを茹でて、お雑煮に使うほうれん草と、いりごまと醤油をかけて食べる、ほうれん草のおひたしにして頂きました。
焼いたお餅は、期待通り外側に焦げ目がついていました。
焦げ目のついたお餅は焼いたとき膨張しているので、元の形にすっかり崩れて、大きく膨らんでいます。
焦げ目のついたお餅は焼くと膨張するので、元の形からはすっかり崩れて、大きく膨らんでいます。
膨らんだお餅の外側は薄くなって、焦げ目のところを食べると、まるでおかきを焼いたように、歯ごたえがあって、美味しく頂けます。
立春大吉は気持ちの上ではおめでたいので、壽の書かれているお箸を使って頂きます。
わが社の主婦の社員から頂いた、まるでおせち料理のような料理もあるので、これも一緒に頂きました。
沢山の品数をそれぞれ別の味で焚きしめていて、とても美味しい煮染めでした。
これだけ頂くと、もうお腹はいっぱいで、今年二回目のお正月料理を食べたようです。
最後は、デザートの苺です。
この苺は、冬なのによく熟れて、甘い苺でした。
立春のお祝いのまとめ
奧さんと二人だけで落ち着いた静かな晩ご飯でした。
子育てや、仕事に追われていた、今よりは若かった時には、立春大吉の祝い膳はしていなかったように記憶しています。
子供たちも家をでて、奥さんと私の二人だけになると、季節を祝う気持ちも食べ物の中に現れ来ています。
父・母や祖父・祖母の時代には、当たり前のようにしていた季節のお祝いを立春大吉の日にできて、日本の伝統文化が蘇ってようで、佳き日となりました。
2019年2月4日(月)
好評です神戸牛の赤のれん