篠山市と言えばぼたん鍋です。

投稿No:8066

篠山市の牡丹鍋を食べに、郷土料理懐へ行きました。

寒くなると脂の乗った猪肉

一年の内、一番寒い時期になってきました。

寒くなると暖かい鍋料理の季節到来です。

鍋には、すき焼き、寄せ鍋、ちり鍋、土手鍋、しゃぶしゃぶ、鴨鍋、おでん、すっぽん鍋、水炊き鍋などがありますが、忘れてはいけないのはぼたん鍋です。

神戸から1時間ほどで篠山市に行けるので、神戸は立地的にはぼたん鍋を食べるには恵まれているのです。

ぼたん鍋名前の由来

ぼたん鍋は、なぜ「ぼたん」鍋と言うのでしょうか?

①猪肉を煮込むと脂身がちぢれて牡丹(ぼたん)の花のように見えるから。

②猪肉を大皿に盛ると、鮮やかな肉の色どりが牡丹(ぼたん)の花に見えるから。

③唐獅子牡丹の獅子に猪を重ねたから。

このような説が一般的です。

ぼたん鍋の味付け

ぼたん鍋には野菜、根菜、きのこ類、芋類、コンニャク、麩、豆腐と猪肉を一緒に煮て食べるのが一般的です。

味付けは昆布と鰹節でとった出汁に、味噌で味付けをします。

日本酒や味醂を加え、取り皿に生卵を入れてつけていただきます。

さらに薬味に山椒を振りかけると匂い消しになります。

ぼたん鍋は篠山が発祥の地

明治時代篠山市(旧多紀郡篠山町)には旧日本陸軍の歩兵第七十連隊が駐屯していました。

その兵隊さんたちが冬の訓練で捕獲した猪肉を味噌汁にして食べたものが「ぼたん鍋」の始まりといわれています。

今日は定休日なので、奧さんと篠山市に猪を食べに行こうと提案しました。

これまでは四国の知人から毎年のように猪肉を送って頂いていました。

しかし、高齢になり猪猟が出来にくくなったので、もう四国から猪肉を頂く期待はできなくなりました。

丹波篠山で猪料理、中でも牡丹鍋を頂くとなれば、すぐに思い出すのは、谷田です。

1995年1月17日の阪神淡路大震災の前日、1月16日に、子供達三人と一緒に家族五人で谷田で牡丹鍋を食べた思い出があります。

谷田で牡丹鍋を食べた後、翌日地震があったので、その後は谷田に行っていません。

沖縄でも、神戸から猪肉を送って、ぼたん鍋を作りました。

ぼたん鍋は老舗で

今日訪れた店は、丹波篠山郷土料理の店、懐(かい)です。

ここを選んだ理由は、駐車場に近い篠山のメインストリートに位置しているからです。

牡丹鍋の注文は、二人で行っても1人前でもいいですよと言われました。

一人前は5400円です。

結果として、二人で一人前を注文するのは正解でした。

一人前の量がとても多いからです。

猪鍋の味は猪肉の脂の入り具合と、鍋の調味料である味噌の味で決まります。

自宅で猪鍋をするときは、丹波篠山のおおみやで売っている味噌を使います。

鉄鍋に調味料が溶けているダシ汁を入れて、持って来てくれました。

すぐに簡易コンロの火をつけて、鍋の煮汁に加熱しました。

最初は、牡丹鍋の主役、猪肉を入れます。

しし肉は、長時間加熱しても、肉が硬くなりません。

しばらく加熱していると、たちまちアクが出てきました。

あくをしゃくしで掬い取りながら、次は野菜を入れていきます。

ぼたん鍋には、生卵がつくのかと思っていたら、生卵は、オプションで別途注文になっていました。

一玉50円です。

このお店に来る前に、すでにおいしい生卵を別のところで買っていたので、このおいしい生卵を使おうかなと思いました。

しかし、飲食店のルールで食材の持ち込みは普通は御法度です。

おいしい生卵を持っているのに、残念だなぁと奧さんと話しながらお店の卵を追加注文しました。

猪肉が充分煮えてきたとき、生卵をつけて食べるとやはり味が違います。

さらに、山椒をかけるともっと美味しくなりました。

隣席の人達も、人数分と見合う注文はしていませんでした。

三人で来た席では、二人前でした。

真夏にぼたん鍋

思い出したのは、暑い夏に篠山で牡丹鍋を食べた思い出です。

あれは確か、カーナビが狂ったような案内をして、なかなか目的地に到達出来なかった思い出です。

そこは、兵庫県のチベットと呼ばれるような、過疎地帯でした。

店の名前は、丹波ささ山篭坊 渓山荘です。

渓山荘は避暑地としては、暑さを凌げる格好の山荘です。

あちら、こちらでぼたん鍋を食べた思い出を、奥さんと話しながらぼたん鍋を平らげました。

とてもおいしい味付けでした。さすが老舗です。

篠山には栗もありました

郷土料理懐のすぐ向かいに、丹波栗をポン菓子にして販売しているお店がありました。

普段2000円の栗が、今は半額の1000円でした。

奧さんは、栗が食べたいと思って、1000円のポン菓子の栗を購入しました。

猪肉の後のデザート代わりに、車の中で焼きポン菓子の栗を頂いてみました。

天津甘栗よりは甘味が少ないのですが、栗自体から甘味が出ていました。

袋一杯千円なので、なんだか得した気持ちになりました。

JAささやま味土里館(みどりかん)

篠山に来れば、いつも寄るのは、JAささやま味土里館(みどりかん)です。

そしていつも買うのは、冬なら白菜です。

白菜はとても良く肥えていました。

一つの棚で、5kg近くあったのです。

日常的に使う野菜をまとめて買うには、味土里館はとても便利です。

近くに水耕栽培でトマトを作るトマト農園があります。

液体肥料はハイポニカです。

ハイポニカで育てたトマトは、冬でも一つの玉が大きくて、立派でした。

まだ完熟状態にはほど遠い青いトマトでしたが、これも買って帰りました。

篠山市いえばぼたん鍋のまとめ

篠山通れば、笹ばかり、と阿波踊りでは歌われています。

篠山市は笹よりは、猪肉、山芋、黒豆、枝豆、小豆の方が有名です。

ぼたん鍋に入れる野菜も篠山にはおいしい野菜が揃っていました。

自宅で食べるぼたん鍋もおいしのですが、なにも用意も片づけもしなくて、

食べるだけのぼたん鍋は、主婦には大助かりの美味しい郷土料理でした。

 

2019年1月17日(木)