紅葉を求めて洲本市先山の千光寺にお詣りして来ました。

投稿No:7998

もみじのきれいな千光寺は、淡路西国第一番目の札所です。

もみじ狩りの季節になりました。

淡路島でモミジの名所といえば、以前訪ねた淡路市津名の奥座敷といわれる東山寺です。

もみじ狩りのもう一つは、洲本市の千光寺があります。

千光寺の情報をネットで調べても、あまり詳しい情報は得られません。

モミジの様子は、まずは、実際に行ってみることにしました。

カーナビを先山に合わせて、千光寺を目指して奧さんと二人で進みます。

広い道から段々と狭い道に入り、さらに千光寺に向かう山道に入ってくると、道幅はうんと狭くなりました。

モミジを見るのも命がけ、もし対向車とすれ違えば、場所によっては少し広い場所に移動しなければやり過ごす事は出来ません。

祈る気持ちが通じたのか、千光寺に辿り着くまで、すれ違った車は一台もありませんでした。

千光寺とは

先山千光寺は、洲本市神内膳にあります。

伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)が最初につくった山であることから、「先山」と名付けられています。

山寺でも、お寺の前には広場があるのが普通ですが、千光寺にはお寺専用の四台分くらいしか駐車スペースはありませんでした。

来てみて分かったことは、千光寺には観光バスが上れないことです。

バスが上れなければ、沢山の参拝客は上れません。

このような交通事情の為、千光寺は別格本山でありながら、参拝者の人数は少ないようです。

本堂に上る前に、古い茶店がありました。

茶店の横には、幅2mくらいの細い道が一本ついていて、その細い道を通り抜けると、山門にあがる石段がありました。

石段の前には樹齢1000年を越える大木が、生い茂っていました。

何の木なのか分かりませんが、大木の根元の周りに手を置いて、大木のエネルギーを頂くように、木に向かって力を下さいとお願いしました。

千光寺は俗界から隔離された修行寺でした

石段は、急な勾配の上り坂です。

手すりがついていたので、手すりに手を添えながら、急勾配の石段を登り詰めました。

石段を登り詰めると、山門があり、山門の右と左には木造の仁王像が安置されていました。

相当古そうな仁王像です。

周りを見ても、この千光寺に関する案内板がありません。

山門がいつ出来たのか、誰が寄進してお寺を建てたのか、仁王像は誰が彫ったのか、資料は見当たりません。

山門を通り抜けると、右手にお堂がありました。

このお堂が千光寺の本堂かと思って手を合わせていると、本堂はもっと奥の方にあると、案内板がありました。

それなら本堂に向かって、さらに石段を上っていきます。

石段を登り詰めたところに、付近を見渡す展望台のような休憩所がありました。

先山は標高448mあり、別名、淡路富士とも呼ばれています。

千光寺は先山の山頂につくられ、そのすぐ下方には天の岩戸に姿を隠した天照大神を祀る岩戸神社があります。

先山千光寺はあわじ花へんろ第二十九番「花の札所」に認定されています。

また、「ふるさと兵庫100山」の99番でもあります。

千光寺は淡路島の紅葉スポットとしても知られています。

千光寺は、真言宗のお寺です。

お寺を建てた当時は、お寺は世俗の世間を離れ、修業がしやすいように、

誘惑のない人里離れた山奥に建てられている例が多くあります。

神戸の摩耶山にあるとう利天上寺もそうです。

真言宗の開祖である空海は、四国にも沢山の山の峰にお寺を建てています。

山の頂上部分は、見晴らしが良いのですが、よくこんな辺鄙な急な山の山頂に、石材と木材を積み上げて、大きなお寺を人力だけで建設したものだと、感心します。

展望台の場所からさらに本堂に向かって石段が築かれています。

この石段も急勾配の石段で、手すりをもって転ばないように上りつめました。

石段を上りつめると、正面に本堂がありました。

右手には、三重の塔が聳えています。

左手には、大きな釣り鐘を容している鐘楼がありました。

鐘楼に行って、下の階から綱を引いて鐘を叩いてみると、小さな音しか出ないように、振り子の幅を制限していました。

重要文化財の三重塔

三重の塔は、相当な重要文化財です。

三重の塔の階段を上がり、廊下を一周できるようになっていました。

正面の本堂に行って、お参りをしました。

御本尊は、千手観音と提灯に表示されていました。

弘法大師や、仏陀の像は、どこにあるのか、奥の方が暗くて見えませんでした。

本堂の扉は閉まっているので、中に入ることも出来ず、お堂の前で手を合わせてお参りをしました。

もみじは紅葉真っ盛り

今日は、紅葉を見に来たので、千光寺のお寺の境内にあるモミジの様子を見てみます。

期待していたようにモミジは紅葉していました。

境内にはあちらこちらにもみじの木がありました。

11月の中旬なので、紅葉していました。

先山の傾斜地を利用して建てられた千光寺なので、平地の部分はさほどなく広い境内ではありませんでしたが紅葉はきれいでした。

三重の塔は見事だったので、しばらく三重の塔の階下でこの厳かな空気を満喫しました。

紅葉と三重塔の組み合わせは絵葉書のようです。

奧さんにお願いして、三重の塔を背景にして写真を撮ってもらいました。

私と比べると、三重の塔の大きさが分かります。

この三重の塔についても、歴史的な資料は付近に見当たりませんでした。

お堂の周りには、寄付した金額と、寄付をした人の名前を刻んだ石が、沢山建てられています。

いつの時代の金額か、はっきりとは見ていませんが、皆さん数百万円規模の寄付をしています。

千光寺では、檀家の皆さんのお墓がどこにあるのか見当たりません。

こんな古い立派な千光寺を、維持管理していくのは、大変なことだと思います。

お寺を支えるのは、お布施です。

沢山のお布施を集めるには、沢山の檀家が必要です。

お詣りの帰りに羊羹

帰り道に、古い茶店に寄ってみました。

温かいうどんがあるようなので、注文してみると、今日はないということです。

高齢のご夫婦が運営しているようで、すぐ買えるようなものは手作り羊羹です。

手作り羊羹は、600円でした。

防腐剤を使っていないので、なるべく早めに食べて下さいと言われました。

千光寺は、厳かなお寺ですが、インターネットで検索してもあまり資料が見当たりませんでした。

もっと、千光寺について、知りたくなりましたが、どうすればいいのでしょうか。

2018年11月11日(日)