沖縄の海から、残暑お見舞い申し上げます(3)

小魚の群れは、何かの拍子に、さっと向きが変わり、一瞬、銀色の鱗が揃ったようにピカリと光る所は、見事です。

この小魚の群れの中に、リーダーがいるのでしょうか?リーダーが、「次は右を向いて、次は左を向いて」と、まるでマスゲームのように、自分たちだけに分かる笛でも吹いているのでしょうか?

砂地を見れば、砂地の中にも、なにやら小さな貝が身を潜めています。泳ぐ動きを止めて、じーっと底を見ていると、何かが動くことで、やっと何かいることが分かるほど、巧妙に保護色で身を隠しています。

また向こうの方から、小魚の集団がやってきました。こちらの様子を伺いながら、どっちに行こうか、様子を見ています。そーっと近づいてみます。

特に危害を加えない、街ですれ違うような感じで、魚の群れと遭遇しても、手を出さなければ、割りに近づくことが出来ます。水中写真を撮ろうと思って、身構えると、魚たちは、危険を感じて、少しはなれて行きます。何もしなければ、じっとしている小魚も、カメラを構えるだけで、ちゃんと「こいつは怪しい」と思うのです。

さらに、前に進んで行きます。

 

 

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