いかなご釘煮の好きな兵庫県民

いかなごのくぎ煮は高騰中です。

いかなごが獲れる漁場はどこでしょうか。

 播磨灘と大阪湾の沿岸に住んでいる兵庫県民は、いかなごの釘煮が大好きです。

2月の下旬から、3月の始めには、春を告げるいかなご漁が解禁されます。

明石海峡大橋を挟んで、播磨灘と大阪湾には、いかなご漁の船がひしめくように出漁しています。

いかなごは、どこでも獲れそうに思えますが、

①    瀬戸内海東部海域

②    伊勢・三河湾

③    東北地方の太平洋沿岸

これが日本における主要なイカナゴ漁場です。

2018年では、伊勢・三河湾と東北地方の太平洋沿岸は、いかなご漁が禁漁になっています。

従って、いかなごが獲れるのは、瀬戸内海東部海域が頼りです。

いかなごは、どうして獲れなくなったのでしょうか。

漁獲量は1980年代以降減少傾向にあります。

その原因は海砂などの採取や浚渫による生息場所の荒廃・減少が挙げられます。

海砂採取は1997年頃から徐々に減少し、2005年度には終了しましたが、海砂は一旦掘れば砂がなくなるため生息場所の回復には至っていません。

いかなごの産卵と場所はどんなでしょうか。

1歳で成熟・産卵します。

産卵期は12月~翌年1月で、大規模な産卵場は播磨灘北東部と備讃瀬戸です。

瀬戸内海東部海域では、底質が砂で潮流の速い播磨灘北東部、備讃瀬戸の狭い海域が産卵場です。

春から夏にかけて水温が上昇し、全長が8cmを超えるようになると砂に潜り、ほとんど活動しない夏眠と呼ばれる状態になります。夏眠場所は冬季には産卵場となります。

いかなごの寿命と大きさはどんなでしょうか。

寿命は3~4歳で、大きさは

1年で82.5mm(80~85mm)、

2年で105mm(80~130mm)、

3年で125mm以上に成長します。

いかなごはどこで、いつ獲れるのでしょうか。

兵庫県がイカナゴ漁獲量の大半を占めています。

そのほかに和歌山県、徳島県、大阪府、岡山県、香川県などです。

イカナゴ漁はシンコ(0歳魚)とフルセ(1歳魚以上)を捕っています。

兵庫県ではフルセ漁は通常1月末から2月上旬に始まり、4月上旬頃までに終了します。

シンコ漁は2月末から3月上旬に始まり、4月下旬頃に終了します。

いかなごの漁獲量どのぐらいでしょうか。

瀬戸内海東部系群のイカナゴ漁獲量(0歳魚および1歳魚以上)は

1952年 6千トンから増加傾向が続き

1971年 64千トンまで増加 その後20千~50千トンの水準で変動した

1980年 73千トン過去最高

1989年 20千トンまで減少

1991年 43千トンに増加 それ以降は減少傾向

2009年 4千トン過去最低

2011年 25千トンやや増加

2015年 12千トンとなった

いかなごの資源の状態はどうでしょうか。

兵庫県が毎年産卵期の12月に実施している鹿ノ瀬(産卵・夏眠場)の親魚密度調査のデータによれば親魚密度は、2008~2010年に過去最低水準となった後、2011年には大幅に増加したものの、2015年は27個体/曳に減少していました。

 

まとめ

 

大阪湾と播磨灘周辺の兵庫県に住んでいると、いかなごは全国どこでも獲れているのかと思っていたら、意外に兵庫県だからいかなごが獲れていたのでした。

これも、播磨灘の鹿の瀬のおかげでした。

鹿の瀬の海砂を最近まで掘って、持ち去っていたのでした。

いかなごが少なくなるには、わけ(理由)があったのです。

いつまでも、あると思うな親とイカナゴ、でした。

 

出典 『2016年度イカナゴ瀬戸内海東部系群の資源評価』 

国立研究開発法人 水産研究・教育機構 瀬戸内海区水産研究所


 

ここからは、いかなごを巡るブログです。

2018年度版

2018年のイカナゴシンコ漁は解禁日の2018年2月26日(月)から始まりました。例年より少し早くなっています。

2017年度版

2017/03/11淡路での休日 淡路ブログ http://mazba.com/52912/

 

播磨灘で獲れたイカナゴを待っているのは、漁師さんとアオサギ、ゴイサギです。

いかなご漁は、鮮度が命です。未明に港を出て、午前中に漁を終えて、捕れたイカナゴはすぐにセリにかけられます。

イカナゴ漁が解禁されました。

2017年春のイカナゴ漁は、かなり不漁のようです。

今日は、淡路島の岩屋港に行って、イカナゴの水揚げを見てきました。

イカナゴ漁は、2017年3月7日に解禁されました。

岩屋漁港からは午前4時頃から播磨灘に向かって、漁船が出航しています。

午前10時頃には、漁を終えた漁船が港に帰ってきて、すぐにイカナゴのセリが始まっています。

漁師さんの話しでは、イカナゴの水揚げは大変少なく、値段は昨年の3倍ほどに上がっているようです。

イカナゴの篭に近づいてみると、今年のイカナゴは、解禁早々なのに、かなりイカナゴのサイズが大きくなっています。

漁師さんの話では、水温の影響のようです。

岩屋漁港に着いた漁船は、コンベアーですぐに水揚げされるように、少しでも時間短縮の工夫がされています。

岩屋漁港には、イカナゴを捕ってきた漁船から水揚げするときに、イカナゴがこぼれ落ちるのを待ちかねて、カモメやアオサギが集まってきています。

体の大きいアオサギは、港の中で悠々と歩き周り、人が近づいても臆することなく、逃げる事もありません。

私が写真を撮ろうと近づいてみると、漁業関係者の方から、岸壁から落ちるから危ないのでアゴサギに近づかないようにと、私の方が注意されました。

岩屋漁港の周りには、望遠レンズのついたカメラを持って、イカナゴ漁の船が帰ってくる様子を捉えようと、アマチュアカメラマンが列を作って並んでいました。

アオサギは、ユーラシア大陸で夏に繁殖して、冬になると、こちらに飛んできているようです。

アオサギの大きさは、88~98cmほどあり、翼を広げると、150~170cmもある大型の鳥です。

アオサギは、水揚げされた、トロ箱に入ったイカナゴを、係員がいなければ、大きなくちばしで頂こうとそのチャンスを狙っています。

しかし、岩屋漁港の関係者の皆さんは、アオサギも、ゴイサギも、カモメも、追い払おうとはしていません。

むしろ、売り物にならないような、魚が混じっていれば、鳥たちに投げてあげています。

漁船から陸に揚げられたイカナゴは、鮮度が命なので、すぐに競りにかけられ、一箱がいくらかで値段がつけられています。

いくらの値段がついているのか、近づいて聴き取ろうとしてみましたが、仲買人の皆さんの会話は、早口と業界用語の為、何を言っているのか分かりませんでした。

沢山のトロ箱を用意して積み上げていますが、午前10時台では、早朝出航した船は、まだわずかしか戻っていないので、使われるトロ箱は僅かなものです。

アオサギは、昼網が帰ってくるのを、トロ箱の前でじっと待っているようです。

アオサギとゴイサギには、今年はイカナゴの不漁だということが理解出来るでしょうか?

岩屋漁港であがるイカナゴが一番美味しいと言われていますが、漁港では、小売りをしてくれないので、これから今朝上がったばかりのイカナゴを、小売店を探して、値段を確認してみます。


2017/03/12淡路での休日 淡路ブログhttp://mazba.com/52914/

 

播磨灘のイカナゴ漁は、不漁です。値段は、昨年の3倍です。

2017年春のイカナゴの小売価格は、1kgで3000円を超えています。主婦のみなさんはため息交じりです。

水揚げされたイカナゴは、スーパーマーケットに並ぶはずです。

そこで、岩屋漁港でイカナゴの水揚げを見た後、東浦にあるマルナカに寄ってみました。

マルナカの鮮魚売り場には、1kg単位に小分けされたイカナゴが、ショーケースに並んでいました。

値段を見てみると、1kgで3002円です。

これまでイカナゴを使って釘煮を作ったときは、一袋が500gで、500円くらいでした。

そうすると、値段が3倍にもなったように感じます。

もう一軒、スーパーマーケットのキンキに行ってみました。

ここでも、同じように1kg単位で3000円程度です。

去年までは、イカナゴはお店に並ぶと、待っていた主婦の皆さんがすぐに買い物かごに入れて、あっという間に売り切れでしたが、

今年は値段が高い為か、覗いて見る人は沢山いても、売り切れにはなっていません。

用意されて居ます。

イカナゴの釘煮をするときは、決して混ぜ返してはいけません。

手を入れないで、砂糖と醤油で甘辛炊きにしていきます。

主婦の皆さんは、高いね、高いねと、ため息のように高いねを連発して、イカナゴには手が出ていません。

見て、そのまま帰る方もいました。

イカナゴの釘煮は、自分の家で食べるだけでなく、親しい方に差し上げる方が多く、一人で10kgも買う人がいましたが、今年は自家用だけになりそうです。

2016年度版

2016/03/20  http://mazba.com/51256/

 

いかなごの釘煮を、奥さんと作ってみました。

いかなごの釘煮炊きは、根気のいる作業です。火のそばから離れられません。 淡路/大磯/いかなご/いかなごの釘煮/いかなご作り

 

いかなごのくぎ煮の発祥地

いかなごの釘煮を作ります。

いかなごの釘煮は、一説によれば、神戸の垂水地区で始まったと言われています。

そうはいっても垂水だけではなく、淡路島でも、明石地区でも、播磨地区でも、

春になればいかなごの釘煮を作る家が多くあります。

2016年のいかなご解禁日

いかなごの解禁は、2016年は、3月7日でした。

解禁日の頃は、いかなごのサイズは小さくて、値段は高いのがいつものことです。

ところが今年2016年はいかなごが不漁で、値段はなかなか下がりません。

今日は淡路島の大磯で、いかなごの釘煮を奥さんと二人で行います。

以前2013年にも、大磯でいかなごの釘煮を作りました。

まずは新鮮ないかなごを、近くのスーパーきんきで購入しました。

朝9時過ぎてきんきに行った時には、既にいかなごは売り切れ状態でした。

しかし暫く待てば、また第二便、第三便が届くという知らせがあったので、暫く待つと、いかなごを買うことが出来ました。

松葉家のイカナゴ作り

いかなごのお値段は、1kg1500円でした。

神戸よりは安いようですが、例年から見るとかなり高い値段です。

いかなごの味付けは、それぞれのお家によって変わります。

イカナゴのくぎ煮 調味料

私の場合は、いかなご1kgに対して、醤油340cc、砂糖240g、みりん90cc、お酒50ccです。

このほか、黄金糖のアメを、1kgに2個入れます。

最初は計量カップで、醤油、砂糖、みりん、お酒の分量を計っておきます。

 

いかなごは、1つの鍋で1回に2kg炊きます。

まずは、いかなごを素早く水洗いします。

水洗いすると、篭に入れていかなごの水切りをします。

大きな鍋に、先ほど計った醤油、みりん、砂糖、お酒を2kg分入れて、熱を加えます。

同時に、生姜を刻んでいきます。

生姜は、大きめのサイズを2kgに対して2個使います。

.

味をまろやかにするために、ご近所から頂いた、姫柚子を使います。

姫柚子を細かく細く切って、生姜と一緒に使います。

鍋に入れて砂糖が溶けたら、いかなごの第一弾を、鍋の底に広がるようにばらまいていきます。

最初は鍋ぶたをして、いかなごが炊きあがるように加熱します。

いかなごは鮮度が大事なので、買ってきたいかなごを出来るだけ早く鍋にかけなければ、いかなごは弱ってしまいます。

暫く加熱していると、第一弾のいかなごが煮え立ってきたので、第二弾のいかなごを、その上からかぶせていきます。

そして、ショウガと柚子もパラパラと散らしていきます、

いかなごを炊くと家の中に匂いがこもるので、できれば外で炊く方が良いのです。

いかなご自体からも水分が出て、鍋の底にはたくさんの煮汁が残っています。

この煮汁を捨ててしまうのはもったいないので、第二回目のいかなご炊きに使います。

一回目の時と同じように、2キロの生のいかなごを丁寧に水洗いして、その後ザルで水切りをします。

一回目の煮汁に少しだけ醤油・砂糖・みりんを足して、

また同じようにいかなごを何回かに分けて鍋に入れて炊きしめます。

いかなごの釘煮は手間の居る作業です。

しかも鍋のそばから離れるわけにはいきません。

火が通る場所が色々と変わるように、鍋の位置を移動させるからです。

いかなごを笊に乗せ、余分な煮汁を切ります。

こうすると、煮汁でベトベトしなくなるのです。

ざるに移して煮汁を水切りした出来たてのいかなごの釘煮を試食してみると、なかなかいい味です。

出来上がったいかなごは、2種類の味になっています。

1つは、生姜や山椒が入った、やや大人の味です。

もう1つは、柚子だけの柔らかい味で、幼い子供でも食べられるようにしています。

どんな評価が出るか楽しみです。

いかなごの釘煮は、それぞれの家庭によって味が違うので、これが一番という味は評価をつけにくいのです。

朝のいかなごの買い出しから始まり、2回の味の違ったいかなごの釘煮作りで、かなり腰が痛くなりました。

あとは皆さんの評価待ちです。

2016年3月17日(木)


2013年度版

2013/03/07夫婦ブログ  http://mazba.com/33788/

 

私のつくった、いかなごの釘煮です。

私のつくった、解禁直後のいかなごの釘煮です。 イカナゴを求めて淡路島(4)

私のつくった、奥さんと一緒につくった、淡路島のいかなごの釘煮です。

私がつくる、いかなごの釘炊きつくりに取り掛かります。家の外でいかなごを炊くので、匂いは残りません。

わたしのつくるいかなごの釘炊きは、松葉博雄と奥さんの二人三脚です。わたしが火の番をします。奥さんは、いかなごを大鍋で水洗いをして不純物を流します。

水洗いをすると、アクのような泡が鍋の上に浮き出てきます。水洗いをしなければ、このアクが味を悪くします。

大鍋に醤油を半分程度入れます。使う砂糖はざらめの砂糖1kgです。

釘炊きで基本的に守ることは、一度入れたいかなごは、絶対に混ぜて動かさないことです。

醤油と砂糖の入った大鍋にガスの火を入れると、ゆっくりと醤油が煮え立ってきて、ざらめの砂糖を溶かしていきます。

水切りのざるに移したいかなごは、砂糖と醤油の沸騰を待ちます。ガスの火は強火で、砂糖がぶくぶくと泡立ってきた頃、まず、三分の一程度のいかなごを鍋に入れます。

いかなごが入ると、泡立った砂糖汁は、また泡が消えて沈静化します。そこへ千切りにした生姜を入れます。

私のつくるいかなごの釘炊きは、この作業の繰り返しです。泡だったら、またいかなごを入れ、その上に生姜をばらまきます。

今日の日和はポカポカ陽気で、これまでの寒厳の冬がどこかへ行ったように、春の陽気です。こんな時には、ポカポカ陽気に当たって、外で陽を浴びて昼寝したいくらいです。

ポカポカ陽気に煽られて、私のつくる、いかなごの釘炊きはポコポコ泡を立てて進みます。

砂糖醤油が鍋から吹きこぼれないように見張るのは、松葉博雄の役目です。

3回に分けて入れたいかなごは、この後水分が蒸発して、濃い砂糖醤油になっていくのを待ちます。周りには、釘炊きの匂いが漂って、多分、ご近所の離れた家にまで匂いが風で運ばれ、届いているはずです。

煮詰まってきました。ここから水気がどんどん減ってくると、今まで隠れていたいかなごは少しずつその姿を現してきます。

箸で裏返したいところですが、ここは我慢、絶対に混ぜてはいけません。鍋の火当たりを均一にするために、大鍋の取っ手を持って、時計の回る方向に沿って時々回していきます。

私のつくるいかなごは、かくして、このような努力の結果、難しいと言われている、サイズの小さい段階でのいかなごの釘炊きが出来上がりました。

私のつくったいかなごの釘炊きは、子ども達にも分けます。ドイツにいる娘にも送ってあげます。この飴色の輝きは素晴らしい出来映えで、今すぐにでも、炊きたてご飯と一緒に、私のつくったいかなごの釘炊きを食べたくなりました。


2009年度版 いただいたいかなご

2009/04/15グルメブログ 美味しい店/手作り料理

いかなごの釘煮は、隠し味にレモンの皮のみじん切りで味の差別化をしていました

いかなごの釘煮は、隠し味にレモンの皮のみじん切りで味の差別化をしていました。

いかなごの釘煮は毎年春になると、明石を中心とした家庭のお母さんたちは、いかなごの釘煮をお家で作ります。

それぞれお家お家で、微妙に味の違いがあります。

今日は従業員の方から、いかなごの釘煮を頂きました。

2つの味があります。ひとつは、一般的な山椒入りの釘煮です。

もう一つは、レモンの皮入りの釘煮です。レモンの皮は、かなり小さく切って、どこにあるのか、一目見たときには分かりません。

箸で摘んで、お皿に移し、味わってみると、ほのかにレモンの香りがしました。なかなか優れたアイディアです。

果物のいろいろな味を小さくみじん切りにして、釘煮に一緒に調味料に隠し味で使えば、今までにない差別化したいかなごの釘煮が出来るようになります。

味の違いは、隠し味にあると言われます。何を隠しているのか、頂いた容器の上に、記載があったので、分かりました。

頂いたいかなごは、ビールと一緒に、お茶漬けと一緒に、美味しく頂きました。ありがとうございました。


2007年度版 明石 魚の棚

2007/03/28日帰りツアー(神戸から)http://mazba.com/5611/

 

岡山の「ままかり」、沖縄の「スクガラス」、播磨灘の「いかなご」は、地方の特産です。

そろそろ、お彼岸が近づく頃となり、辛かった花粉症の時期も間もなく終ります。

嬉しくなって、近隣に出かけていきました。花粉が飛んでこない方向に行きます。

JR明石駅から南に少し行ったところにある、「魚の棚」商店街に行ってきました。

神戸より少し距離が離れた町に住んでいる人に、「いかなごのくぎ煮」を差し上げると、大変喜ばれる

「魚の棚」に軒を並べるお店では、「春を呼ぶ小魚」のいかなごが売られていました。主婦の皆さんが、立ち止まって魚屋さんを興味深げに覗いています。

播磨灘から神戸の主婦は、この時期になると、「いかなごのくぎ煮」を作ります。中には、何キロも買って帰る人もいて、ご近所の台所からは、醤油と砂糖で炊く香りが漂ってきます。

岡山に行けば、「ママカリ」が出てきます。沖縄に行けば、
「スクガラス」
が出てきます。明石のいかなごも、ママカリやスクガラスと同じように、その地方の特産です。

経営学では、1ヶ所であれやこれやを同時に済ませることを「シナジー効果」と言います。

「魚の棚」でも、「シナジー効果」を狙っています。それは、いかなごを売っているお店の前には、出来たいかなごのくぎ煮を入れる保存用の箱を売っています。

いかなごのくぎ煮を作った後、ご近所や知り合いに配るために、イカナゴを入れる「イカナゴタッパ」が90円で売っていました。なかなか良いアイデアです。

最近では、地方の親戚などに送るために、宅配会社が「いかなごパック」として、タッパと送料を含めて販売するサービスもあるようです。

 

2007年の今年のいかなご漁の解禁日は、2月28日(水)でした。暖冬のせいか、初揚げの日のいかなごの大きさは、例年の2倍近くにも成長していたそうです。

お店には、いかなご以外にも、明石の昼網で獲れたタコ、子持ち飯蛸(イイダコ)、カレイなどが並んでいます。「とれとれ昼網」と書かれた値札が付けられています。

 

メイタカレイは、1盛500円で、4尾入っています。このお店では、いかなごが、1キロ1200円で売られていました。

例年だと、1キロ500円ほどで売られているので、今年はかなり高値となっています。

スーパーでは、すぐに売切れてしまったり、購入制限があって、毎年たくさんのいかなごを買う主婦の皆さんは、困っているようです。

さらに、今年は高値なので、「ご近所に配る件数を減らそうか」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか?

今年のいかなごは、不漁で値段が高騰していますが、やはり、いかなごを見ると、瀬戸内の春を感じます。

松葉博雄も、今年もいかなごのくぎ煮が届きました。バレンタインデーのチョコレートより、いかなごのくぎ煮の方が嬉しいです。

2007年3月20日(火)

まとめ

明石海峡大橋が架かる周辺では、2月の末ころから、春を告げるいかなごの釘煮を待っています。いかなごを煮る甘辛い匂いが漂ってくると、今年も春が来たことを、実感します。

ご飯のお供に、お酒のおつまみに、いかなごのくぎ煮はぴったりです。

このいかなごも、乱獲が祟れば、禁漁に追い込まれるかも知れません。

値段が上がれば、自然と需要は減少してきます。

さんまと同じように、庶民の食卓から離れていくことは、なんとか塞がなければなりません。それには資源の保護に協力して、我慢の時も必要です。

一斉に捕りつくして、禁漁にならないよう、いかなごの保護にも関心を持ちたいものです。

 

2018年3月5日(月)