商売は、立地八割の常識を覆す蕎麦の繁盛店があります。淡路島の翁(おきな)と、沖縄の江洲の花(えすのはな)です。

淡路島の翁は、蕎麦だけで天ぷらはありません。沖縄の江洲の花は、天ぷらが食べきれないほどでます。 淡路島/外食/ランチ/お蕎麦屋/翁

淡路島で美味しい手打ち蕎麦と言えば、淡路市の『淡路 翁(おきな)』が挙げられます。

翁には、一度行った事があります。

奧さんは翁の蕎麦が気に入ってまた行きたいと言っていたので、今日は翁にお蕎麦を食べに行きます。

淡路島の田んぼや畑に囲まれた、人里離れた場所にあります。

なんで、こんな辺鄙な場所を選んだのか不思議です。

お店の案内を読むと、落ち着いた雰囲気の所で、お蕎麦の味を味わって頂きたいという主旨のようです。

一度行った場所でも、記憶だけではもう一度行く事は出来ません。

カーナビに案内してもらって、間違えないように前に進みました。

道の所々に、「翁はこちら」という立て札が立っています。

以前には立て看板はなかったように思いますが、あまりにも道が難しいので、お客様の為に誘導看板を立てたのかもしれません。

もし、誘導看板がなければ、カーナビでも手こずりそうな田舎道です。

幹線道路から外れて、田んぼの畦のような道を、田んぼに落ちないようにそろりそろりとハンドルを切ります。

もし対向車が来たら、どこで避けようかと悩むほどの細い道幅です。

幸いにも対向車と出会わなかったので、車が田んぼに脱輪するような心配はしなくて済みました。

お店に着くと、以前に来た7月の真夏の景色と変わって、今の2月の周りの景色は、草木は枯れ、木の葉は落ちて、彩りのない冬景色です。

お昼を少し廻った時間帯です。

先客は、わずかでした。

席に案内され、メニューを見て、注文したのは、奧さんも私も盛りそばです。

翁ではお客さんの注文を聞いてから蕎麦を茹でるので、盛りそばができるまでしばらく時間がかかりました。

待っている間、周りの景色を窓越しから見ていると、以前の7月の窓から見る景色と、2月の窓から見る景色では、形は一緒でも彩りが違うことに気がつきます。

インターネットのない時代なら、このような人里離れた場所でおそば屋さんを開業すれば、噂が広がるまでに長い時間がかかり、お客さんが集まるまでにお店が持つかどうか不安がありました。

今は、web集客が中心になり、人里離れた場所は、むしろ好き者が集まってくる場所になります。

もりそばが運ばれてきました。

食べる前にじっくりと観察してみると、蕎麦の細さが並の細さよりも細く、その正確な蕎麦を切る腕に感心します。

まるで機械で、正確に蕎麦を切ったような、均一な細さです。

そばの色も、澄んだような白さを感じます。

沖縄の大学院大学教授の銅谷賢治さんにこの翁のお蕎麦を見てもらいたいものです。

きっと、感心されるはずです。

沖縄にも、人里離れた辺鄙な場所で、手打ち蕎麦で大変な人気のお店がありました。

沖縄の南部にある大宜味(おおぎみ)村の江洲の花(えすのはな)です。

翁も、江洲の花も、人気のお店です。

通常なら、立地八割と言われて、商売が流行るには、場所が大切です。

しかし、翁と江洲の花は、どちらも立地が良いとは言えない場所にあります。

なのに、どうして行列が出来る店になったのか、その答えは口コミです。

人が人に話す口コミは、その伝播力は弱いのですが、そこにインターネットが介在すると、一人の口コミは、瞬く間に何千人、何万人、何十万人の人に伝播していきます。

翁では、店主の三木大さんが先生となり、2018年3月19日(月)に、蕎麦打ち教室が開かれます。

参加費は、3千円、定員は、10時と14時に各8名です。

奧さんに、ここに行って蕎麦打ちの生徒になろうかなと話すと、賛成の意見です。

場所は、洲本市五色町都志のウェルネスパーク五色 夢工房です。

もし、私が蕎麦打ち教室に行って、家で蕎麦打ちを始めたら、修業中は毎日毎日出来た蕎麦を自宅で食べなければいけなくなり、奧さんも下手な私の蕎麦を毎日食べるようになるので、それでもいいですか?と念を押すと、それは困るという答えになり、お腹を壊してはいけないので、道場に行くのはもうしばらく考えます。

2018年2月22日(木)